シェリーに口づけ~ミッシェル・ポルナレフ・ベスト
「シェリーに口づけ」をはじめとして、「ノン・ノン人形」、「愛の休日」、「君との愛がすべて」、等々といったミシェル・ポルナレフの名曲の数々が揃ってますヨ。
平成生まれの若い世代の人たちも、この音盤を聞けば、ポルナレフの歌が大好きになることでしょう。
恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-
今更だけど読んだので
たしかにジョルノやミスタの性格がなんか違ったり
敵味方のキャラ付けがオリジナルというよりコピペっぽかったり
バトルが駆け引きよりも割と勢いで決着したり
気になるところは結構ある
だがそれを差し引いても「作者に見捨てられた」と言えるほど
中途半端な扱いだったフーゴの物語が描かれ
(再登場させる予定だったけどチョコラートに変わったとか聞く)
これ以上は考えられない見事な補完をされているのを読むと
自分も号泣しながらああ良かったなぁ、と言わざるを得ないのだ
「裏切ったのは僕ではなくブチャラティ」などの
心象の丁寧な掘り下げは素直に納得しながら読むことができた
フーゴの物語、ジョジョキャラが本編で語られなかった物語として
本当に素晴らしいものだった
この爽やかな読後感に浸れば前段の些細な点など心底どうでもいいことだ
polnareport―ミッシェル・ポルナレフ挑戦と変遷のレポート
まずこのような本(ポルナレフ初の国内ガイドブック)を世に出していただきありがとうございます。
ファンにとっては夢の中の夢、 想像を超えたプレゼントと言えます。
でもそんなお宝にもケチをつけなければならない私は矛盾しているかも、まあお付き合いください。
カラーのブックカバーを見るとこれはわかりやすくディスコグラフィーが載っているかなと思いましたが
そうではありませんでした。ポルナレフの歴史が詳しく最初からつづられておりますまた見慣れない用語・
人名には注釈が付くなど親切な印象、うれしいです、為になります。 でも写真やイラストが少なく
活字の洪水で歴史の教科書を思わせます。本が好きな人には問題ないですけど、普段音楽雑誌やライナーノーツ
などばかり読んでいる私のようなファンは飛ばし読み、後でゆっくりと。(贅沢言ってます)
全体を通してみるとアーティスト写真が無い、おや? 写真は商品の写真をうまく配置して雑誌からの転写が
2点、イラストが一点。 ポルナレフ本人から了解が得られなかったのか文章が王道言っている分疑問が
残ります。
日本版のシングルに関してはカラー写真を交えて完璧に解説されています。この本の真髄ここにあり。
逆に現在のファンが知りたがっているであろう最近の輸入CDに関しては資料程度に最後に載っているのみ。
2010年に出版された本としては骨董品の解説に重点を置きすぎで今手が届く音源の情報をおろそかにしている
のでは?(改訂版が作られるとしたら若いファンの為にベスト盤のCD、ボックスセットの魅力などの情報を加える
べきと思います)
この本の著者はフランス文学・フランス語の先生で歌詞の訳詩やその解説にページを割いておられます。
非常に為になるし詩の世界から見るポルナレフもなかなかいい切り口です。作詞家と葛藤やアーティストと
して意外と弱気なポルナレフが描かれていてかっての作られたイメージがいい意味で壊されていきます。
休日にCDかけながらのんびり読むのがこの本のおススメの楽しみ方ではないかと思います。
内容としては以上で後は宣伝ですね。この本が本屋で平積みされるわけも無くメジャーCDショップの
ポルナレフコーナーにも置いてありません。雑誌の広告でも見たことはありません。つまり私のような
ファンでも発売一ヵ月後にようやく知りました。 愛育社さん、もっと宣伝してください、口コミや
ネット、アマゾンだけでは本は売れ残ってしまいますよ。 もっとこの本が売れないと第二の本も
でないでしょう、改訂版も出ないでしょう、もっとポルナレフの真実をみんなに伝えましょう。
本国フランスではポルナレフの本や写真集が複数出ています。(欲しい人はアマゾン仏に・・)
いろいろ悪口書きましたが、この本を応援します、皆さん一度は手にとってください、一番簡単な
方法はアマゾンです。 ファンがたくさんいるのにこの本が売れないわけが無いんです。
お付き合いいただきありがとうございます。(誰もレビュー書かないので書かせていただきました)