世界遺産 トルコ編 [DVD]
カッパドキア・イスタンブールの両方とも２度目に放送されたもの（３２３回と３５６回）である。
私は、この番組でカッパドキア（３３回放送）を見て、とても驚いたことを覚えている。
それがDVDになったと思い購入したのだが、３２３回と分かり、３３回を期待していただけに、ややガッカリだった。
どちらも２回目の紹介ということで、あまり外の風景がないのがとても残念。
カッパドキアは、奇岩よりキリスト教徒の修道生活に重点を置き、洞窟修道院や聖堂、地下都市などの映像が多い。
イスタンブールもモスクの内部に重きを置いた紹介で、モザイク画の色彩は美しいのだが、やはり物足りないのは、イスタンブールの街並みがあまり出てこないからだと思う。
３３回と３１回の方が、カッパドキアの奇岩やイスタンブールの街並みといった風景を多く紹介していただけに、ハイビジョン撮影ではなかったという事情があるのかもしれないが、そちらも是非DVD化して欲しい。
というより、トルコ編を作るのであれば、カッパドキアとイスタンブールは、それぞれを１枚のディスクに収めるべきだったと思う。たとえ前の映像が劣るとしても、これでは中途半端なものになってしまっている。
内容的には悪くはないし教養番組的要素が強いので、旅行ガイド的なものを期待されている方にはお薦めではないが、世界遺産を奥深く知りたいという方にはお薦めできる。
★３つのものではないのだが、期待が大きかっただけに・・・。
地中海・猫の旅 6500キロ [DVD]
「エーゲ海・猫たち楽園の島々」に続く猫DVDシリーズの２作目です。今作もまた、環境DVDというより旅DVDとして、ドキュメンタリー映画のような完成度を誇っています。今回も猫が本当に好きな方なら満足間違いなしの、町に生きる猫の実際の姿を見ることができます。
ナレーションは相変わらずユーモラス。今回はくすっと笑えるフレーズに加え、涙を誘う語りも聞かせてくれます。
音楽は前作からのアレンジ、新規含め前作と同じ方が担当されています。構成にぴったり合ったBGMとその編集が見事です。
個人的にはこの作品の白眉は、本編後半に収録されているロドス騎士団の歴史を追った「猫と騎士団の物語」でした。島を渡り歩いた騎士団の興亡を島から島へと移動しながら紹介していますが、島の歴史と同様に騎士団の人々が確かに存在していたのだという気持ちを抱かせてくれました。
今作ではヨーロッパだけでなく、モロッコ、トルコなどの町を見ることができ、異国情緒がますます深まっています。前作が気に入った方は是非どうぞ。
007 ロシアより愛をこめて アルティメット・エディション [DVD]
今年の７月にリリースされたばかりの本家イギリス版のカスタマー評価によると、音が旧MGM版と比較して良くなっている（但しオリジナルのモノ音声は省略された）ことは当然ながら、再度マスタリングされた映像の美しさ（フィルム傷の除去等）への言及が目を引きます。特に初期の作品群の「まるで昨日撮影されたみたいな屋外のシーンの新鮮さ」なんていうコレクター泣かせのくだりを読むと、また買おうかなと思ってしまいます。いずれBlu-rayででるのは確実（その為にSONYはMGCを買収した？）だろうに、悩ましい限りです。
イスタンブール路地裏さんぽ (地球の歩き方GEM STONE)
トルコ自由旅行を決めてから、役に立つ読み物を探していました。これはまさにうってつけ。イラストもわかりやすく、歩くことを楽しむガイドブックです。サイズもコンパクトで、バッグに入れても邪魔にならないし、役立ち度は間違いなく高いです。ちなみに私の本は付箋だらけになりました。
