芸術実行犯 (ideaink 〈アイデアインク〉)
はじめは、悪乗り集団、オフザケ・グループといった存在であった。性別、国境、経済格
差、権力構造といったバリヤーを解体し、あらゆる事象をアート・ワールドに取り込もうとする戦略的思想性の高さにより、彼らのアホーマンスの連鎖が、彼等集団に化学変化(核反応までには程遠いいが)を起し、アホーマンスがパフォーマンスに思えたのが、岡本太郎の巨大壁画への追加作品、等々であろうか。巷は、自称アーティストで溢れきっている。彼らの集団もメディアからアーティスト集合の要素として認知されたのかな?
本書では“みんなが観客でありながら表現者になりうる”という立場からアートの新しい形について語っている。さらに、同じ思想を持つ海外アーティストの紹介によって、”お騒がせ“アートが世界的に認められつつあることが分かる(”お騒がせ”アーティスト“は、かなり昔から欧米に存在した)。
より自由な表現をめざす彼らの心のキーワードは「志」であるという・・・なるほど、心の向うところか。志(こころざし)とは好い言葉ですね。それなら、われわれでも感じ取れる気がします。
メディア等に取り上げられて、或るタイプに型を嵌められたら、その、アーティスト集団の生命は失われるものである。Pay Attention!
彼等の”志”に☆5.
Chim↑Pom---チンポム作品集
思春期の男子特有のセックスとその他。
という世界観。
そして、どちらの世界に対しても
壊れるくらいの力でぶつかっていくエネルギー。
不可侵なギャル、エリィがいることでの
バランス。
5人の男子と1人の女子のいる
中学生のグループ。
下ネタが言いたい。けど言えない。
そんなすさまじく大きな衝動を
男子だけの方法論で表現しないとこうなるのか。
そんな軌跡を見てください。