試みの地平線 伝説復活編 (講談社文庫)
いつの時代も悩みの本質は普遍的だ。しかも尽きることはない。それが人間である証しだ。
小僧よ、実経験のない「学者」のアドバイスなんて捨ててしまえ。逃げまくり、要領だけかましてきた奴等の言葉に重みなどない。
小僧よ、この本を手にとってみろ。2時間で読み切れ、やる気が沸々と湧いてくること請け合いだ。なによりも「痛快」だぜ。
中年小僧の俺も、この本で本当に楽しい時間を過ごさせてもらった。10歳は若くなったぜ。
寂滅の剣: 日向景一郎シリーズV (新潮文庫)
ようやく完結した。感慨深い。北方氏の傑作時代小説の終了。
終始精神的な部分が強調されているように感じた。景一郎が昇華したからだろう。深い、深すぎるものだった。ラストはラストで良いと思う。
逃がれの街 [DVD]
主人公が家電配達員という、俺たちブルーカラーの等身大の姿が、目を背けたくなるほどリアルに描かれている。警察の描き方もリアル。どんどん悲惨に堕ちていく芝居を水谷豊が好演。柳ジョージの主題歌もグッド!