創作アイデアの玉手箱 続・ブロック玩具で遊ぼう!!
まず、この本は子ども向けではありません。普通の大人向けでもありません。
確実に「マニア」向けです。
前作と同様ですので、レビューもほとんど同じことを書くしかありません。
値段も高いので、中身が見られない通販で買うとがっかりする人も多いと思います。
冒頭の部分にブロックのごく基本的なテクニック?についての説明がありますが
それ以外はほどんど作品の写真がたくさん紹介されているだけです。
マニアはその写真を見て、「ああ、ここにこんな部品が使われている」とか
「こういう構造になってるのか」読み取る感じです。
そのような作品自体が、たとえ組み立て説明が載っていたとしても
普通の人が手持ちのパーツだけで作れるようなものではありません。
レゴの本というのはそれほど出版されておらず、
和書ではほとんど出ないものです。
そういう意味では、それほどの感動はないものの、
マニアならば持っておきたいと思う本です。
ひとつ残念なのは、たくさん載っている写真が素人くさい写真というか、
微妙にピンボケのものが多く、すっきりと見えないことです。
言葉で説明というよりは写真で見せるタイプの本ですから、
写真を見て細かい部品のひとつひとつが、どんな部品なのか、
どう組み合っているかを見ていくには、ビシッとした写真が欲しいことろです。
レゴ好きな人が集まって作った同人誌的な位置づけですので、
致し方ないかと思いますが、
普通の本は写真がビシッとしているなあ、やっぱりプロの写真は違うなあと
気づかせてくれました。
サンライズ ロボットアニメ大鑑
最高に嬉しいのは、宙明ファン念願の「ダイオージャ」が4曲も入っている事。
初めてCDで聴く音は、まさにカッコイイ!
しかし、他の方のレビューにもあるように、劇場版も考慮してほしかった!
イデオンの「セーリング・フライ」「海に陽に」
ザブングルの「GET IT!」「Coming Hey You」
この4曲は超重要曲なのに・・・。そこが惜しい。
レイズナーのTVサイズを収録する心憎い事をしてくれる余裕があるのなら、
DISC1の収録時間の余裕を埋めてほしかった。
残念でなりません。
戦闘メカ ザブングル 1/48 ホバギー
ザブングルのサブメカです。当時はこのようなものまで模型化されていたんです。
キャラクターキットとしては部品点数も少なく、シルエットも、まあ悪くないのですが、
1/48サイズだと思うと、ホバギーってでっかいなあと思ってしまいました。
劇中ではサンドラットが脚代わりに使っていたので、小さいイメージがあったのですが
改めて今回買って、同スケールのケッテンクラートと並べると、あまりに違う大きさと
同スケールとしてみた場合の全体のモールドの少なさとが結構がっかりでしたね。
でも全体の形状は申し分なく、手を入れれば入れるほどオリジナリティが増す素材として
今でも十分に楽しめるキットだと思います。
もちろん、最近のキットのようにスナップフィットでもなければ、パーツのズレや歪みが
ありますので、そのまま組むには少し手間取りますが。
あと、ボックスアートにほだされて買いましょう。こんな粋なパッケージのキャラものキットは、
もうお目にかかれないと思います。
劇場版 ドキュメント 太陽の牙ダグラム / ザブングル グラフィティ 同時上映BOX (初回限定生産) [DVD]
ダグラム、ザブングルとも、少年時代の心に刻んだ名作です。
しかし、残念なことに私の住む町では、この2本立てが上映されませんでした。
そのまま、永遠とも言える長い時間が過ぎ去って…(笑)。
これらの作品は劇場用にダイジェストされていますが、人間のダイエットに
例えればまさに「餓死寸前の激ヤセ」状態でしょう。
それなのに、見たとたんオンエア当時の感動がとめどなくあふれてくる!
「ザブングル・グラフィティ」のTVとは違うラストシーンを初めて見て「Z
ガンダム3〜星の鼓動は愛」のような、良い意味での肩すかしを感じました。
ザブングル一座の最終公演には、やはりハッピーエンドが似合います。主人公
メカがいきなりしょっぱなから2台登場したりとか、後半の主役メカ交代もこの
作品が元祖だったと思います。当時「パターン破りにもほどがある!!」と言わ
れた作風は、今見ても楽しいです。
「ドキュメント・ダグラム」に至っては全75話からの編集ということで、
「はしょるにもほどがある!!」と、改めて驚きましたが、物語の大筋とともに、
作り手が、1人ひとりのキャラクターに語らせた思い、若者世代(プラモ世代に
届かない子供も含む)への熱いエールを感じ胸が熱くなります。また、総監督
自身によるセルフパロディの、「チョロQダグラム」も型破りでした。
どちらの作品も、その感動は、オンエアをフォローした世代が共有できるもの
と思いますが、作り手の「伝わるかどうかではなく、まず伝えよう」という姿勢
は、その物語とともに私の胸を熱くしてくれます。
ぜいたくを言えば、両作品の全話収録BOXをフルセット購入して全話見た後に、
この2本立てを見たいところですが、全くオンエア作品を見たことのない人が興味
の取っかかりに見てみるのも1つかも知れません。
「どうせまた、後からBru-rayで出るんじゃない」と疑心暗鬼で購入の手が鈍っ
たのは事実です。しかし、考えてみればまだDVD画質にも届かなかった時代の作品
ですから、ある意味ジャストサイズなのかも知れません。
この2本立てを見て、改めて「俺たちは、まだ走り続けているか?」と自問した
いと思います。
ザブングル グラフィティ [DVD]
今を遡ること、実に25年近く前。
「戦闘メカ ザブングル」は私のリスペクトするTVアニメでした。
今では定番となってしまいましたが、主人公メカが途中から交代するロボットアニメの先駆けがまさにこの「ザブングル」
有り得ね~(カ○フーハッスルのように)って思いながら、もの凄く興奮しましたね。当時まだ珍しかったビデオデッキがあった我が家では必ず録画し、2度も3度も繰り返し見ていました。
「3日間の掟」が全てを支配する荒涼たる世界で、その掟を破って仇をとろうとする主人公ジロン。登場人物など、今でも全員フルネームで言える程、覚えています。LD-BOXが発売された10年前、即買してしまったほどの入れ込みよう。
冒頭が長くなりましたが、でこの「グラフティ」。
珠玉の「映画」です。
ダイジェスト版というより、これ1本でも通用します。
すみません、レビューというよりただのザブングル馬鹿を披露しただけのようになってしまいましたが、是非、この魅力を多くの人に知ってもらいたいと思います。