My Marry May with be(通常版)
このゲームは二作品を収録しているせいか音質は非常に悪いですが、それでもやる価値は十分にあります。ただ、PS2版があれば、そちらをやった方がいいでしょう。 一作目のMy Merry Mayは昔の普通のギャルゲーといった感じなんですが、二作目のMy Merry Maybeは脱字等の欠点もありますが名作と言っていい内容で、個人的には、この会社の作ったEver17より強く印象に残りました。 核心に迫るまでがかなり長いので、人によっては中弛みすると感じるかもしれません(個人的には面白かった)。 しかし、終盤の二転三転するストーリーは息もつかせぬほどで、自分は夢中になってやりました。 そして、Maybeをやり終えて感じたのは哲学的で考えさせられる内容もさることながら、情感に強く訴える作品であるということです。 自分はCLANNADをやっても全く泣かなかった人間ですが、この作品は終盤何度も涙腺が緩み、最後のエンディングで、ゲーム中一回しか流れないヴォーカル曲(星砂)が流れた時は涙が出ました。 強烈な余韻を残すゲームで、自分としては、やって良かったと思える作品でした。
My Merry May Believe (1) (CR COMICS)
本作は「My Merry May」の続編「My Merry Maybe」から更に7年後の清天町を舞台に展開される漫画版オリジナルのストーリーです。
「My Merry Maybe」にも登場した草津みのりと玉村穂乃香が主人公の岸森浩一をめぐり恋の火花を散らす一方で彼の謎にも迫るという内容で、私は原作シリーズを一切未プレイのまま単行本を全2巻とも買いましたが、それなりに楽しめました。
全体的に女のほうが男より積極的・能動的に動くタイプの作品で、男にとって少々好都合すぎるものの、「ヨコハマ買い出し紀行」のような雰囲気の恋愛漫画を求めている人には結構おすすめかも知れません。
My Merry Maybe オリジナルサウンドトラック
ゲームで使用された主なBGMとヴォーカル曲が
四曲("わんつーどーん!"を入れれば五曲)も入って
この値段ならなかなかお得だと思います。
ゲームをやった人は絶対買いだと思います。
一つだけ不満を言わせてもらうと
フルサイズになっているヴォーカル曲は
"MISS?"だけで他の3曲はゲームと同じサイズだったのが残念です。
My Merry May with be
メモオフ、インフィニティ、そしてマイメビ。
これがKIDの三大作品ですが、一番世間の認知度が低いのは悲しい限りです。
今作は1と2の二作をプラスした上でプロローグ、1&2の中間のお話、そしてエピローグが加わった完全版(あとアドベントシナリオとか)。
ただ惜しむらくは1&2の中間シナリオを2の前にプレイすると2の「ドキドキ感」が9割がたダウンしてしまうのに1が終わると其のシナリオを出現させるようにしているらしい事ですね。
私の場合1&2両方のセーブデータがあったのでソレを読み込ませてからプレイしたので確認はしていないのですが、プレイする人は出来れば中間シナリオは見ずに2をコンプリート後に読んでいただきたい。
そして1&2をプレイしている人にとっては遂に残されていた数々の謎が明かされます。
必見です。
近未来を舞台にした悲しく切ないこの物語を是非プレイしていただけたらいいな。
そして続編が開発されれば嬉しいです。