南極料理人 [DVD]
原作は堺雅人演じる主人公が書いたエッセイ。
しかも日記のように日々起こる小さな出来事を軽妙な文章で淡々と書いているだけなので、物語性はほとんどありません。
とても面白い本ではありますが、普通映画を作る時、作り手としてはこのまま映像化するのはとても怖いはずです。
凡庸な監督やプロデューサーであれば余計な創作エピソードを追加したり、1つの事件を大きくしてクライマックスに持ってくるでしょう。
けれどこの作品のスタッフはそんな事はせず、原作の面白さと役者の演技だけで真っ向勝負に挑みました。
そしてこれが見事に成功。密室劇のお手本にできそうな良作になりました。
大きな事件が何も起こらないからこそ、小さな事にクスクス笑ったり、ホロリとしたり・・・。
役者も良い。
主人公の西村さんは堺雅人とは似ても似つかない熊親父ですが、まるで母親のような眼差しが被るのか、不思議としっくり来ます。
その他の役者もルックスだけ見ればそんなに似てるわけではありませんが、キャラクター作りが完璧に成功しているので全く気になりません。
例え野郎だけの過酷な単身赴任でも、こんなに個性的で魅力的な男たちなら、一緒に働いても良いかもなどと思ってしまいました(笑)
ところで主人公の奥さんと娘さんは、本当にあんな感じなのかな・・・?
そして素晴らしい料理の数々。
自分が最初にこの映画を観たのは昼食後でしたが、もしお腹が空いている状態でこの映画を観たら拷問でしょう(笑)
極端に偏った食材を西村マジックで一級の料理に変わる様を、映像で直に観る事ができます。
とにかく老若男女誰でも楽しめる作品です。
この映画が外れる人はそんなにいないでしょう。
ただし1つだけ注意するとすれば、“食後”に観る事をお勧めします。
ロデオ
このCDに収録されている曲は全て映画主題歌になっています!
私のお気に入りは「ロデオ」です
スネオヘアー得意の疾走感溢れる曲
歌詞はとにかく毒吐いてます 笑
でも最後にはどこか希望が見えてくるような感じです
のんちゃんのり弁 通常版 [DVD]
原作本を読みました。ケンカのシーンを疑問に思ってる方も多いですが、
原作本でのケンカのシーンのが凄まじかったです。(ケンカ後二人とも包帯グルグル巻きで、ケンカ中はのんちゃんは泣き叫んでいました)
旦那もそれがきっかけで、ようやく離婚に同意しましたが。
原作本はお弁当屋を始めるのが決まった所で、終わってしまったので?何とも言えないですが、
現実にはかなり厳しいでしょうね。
のんちゃんのり弁 初回限定版 [DVD]
とっても映画的映画だった。
あまりいろいろな物事の辻褄はあっていないんだけれど
勢いで話を進めてしまいますという感じ。
全体的な物語としては、とっても楽しめた。
でも細かなことを気にしてしまうと、後から
うーんって納得のいかないことが多々発生する。
まず離婚の原因が旦那さんが甲斐性なしってことだけってところ。
子供を産む前にその辺の旦那さんの甲斐性は奥さんが
直さないといけないでしょうと思ったり。
その旦那さんも奥さんをあきらめないわりに、自分の
生き方を見直して、仕事を見つけてくるとか
そういう気合いを見せてもいいのに、自分の生活態度は
全くかえずに、離婚しないとか言って見せたりして、
お前は何さまのつもりなんだと思う。
そんな親になりきれていない両親の子供の
のんちゃんはありえないくらい素直でいい子で、
子供を持つ前のいい子のイメージはのんちゃん
そのままだけれど、実際子供を持ってみて
こんな風ないい子は想像の世界だけで、実際には
いないんじゃないかなって斜め目線でみてしまった。
ととやでの夫婦喧嘩さわぎは、見ていられなくて
早送りで飛ばしてしまった。映画だからわーって
大騒ぎする場面は必要かもしれないけれど、
あえて、そんな風にがちゃがちゃさせなくても
素敵な映画だったのにと残念。
他の方のレビューにもあったけれど
前半ののり弁の作り方とかが映画途中にささっと
入るところがなんかおいしそうで楽しげでかなり好きだった。
そんなペースで行くのかと思ったら後半はこてこてで
ぎとぎとでがっかり。
でも見て後悔する映画ではないので☆は3つ。
新装版 のんちゃんのり弁 下 (モーニングKCDX)
昔の単行本(全4巻)のうち1、2巻だけ持っていたので、下巻のみ買いました。舞台となっている墨田区京島近辺のカンジ(人柄、風景)がすごく良く書けてると思います。一言で言うと「あの辺だと、ありそうなハナシだな〜」というところでした。
のんちゃんカワイイ!