Rear pheles -Rost memory- Vol.1【初回生産:ポストカード付き】
石川界人さんの裏表の演技が素晴らしいです。ゲームの発売も楽しみにしています☆ Rear pheles -Rost memory- Vol.1【初回生産:ポストカード付き】 関連情報
フルコンプ済みの感想です。攻略キャラは六人+制限有り一人の計七人と、最近の乙女ゲームにしては珍しくボリュームがあります。が、七人中、六人はオチが一緒という驚くべき単調さです。金太郎飴というか、完全に予定調和なストーリーなので純粋に楽しめるのは三人目ぐらいまでな気がします。逆にいうとそれまでは普通に楽しめました。個人的にロゼさんの突き抜けたヤンデレが好きなので、今回はその点でかなり物足りなかったですね。七人もいるので一通りのキャラは揃っているんですが、ヒロイン含めて毒のある子はいませんでした。「いい人」の範疇に十分収まる範囲のキャラたちです。癖がない分ロゼさん初心者の方にはやりやすいかもしれませんが。源氏物語がベースということですが、学生時代に古典の授業でうっすら読んだことがある程度の私ではそんなに違和感はなかったです。逆に詳しい人は微妙な気持ちになるかもですが、まぁどちらにせよ平安貴族社会の和モノってことだけ覚えておけばそれなりに楽しめるんじゃないでしょうか。この時代ならではの身分差とか手紙でのやり取りとか、そういうのは結構楽しめました。ええ、三人目ぐらいまでは。後半はちょっと飽きてきます。「はいはい身分の差ね」くらいにはなります。ぶっちゃけ毎回着地点がそこなので。それと、びっくりするぐらい脇カプ(攻略キャラとヒロインとは別でくっついてるカップル)が出まくります。ヒロイン以外の女性キャラが攻略対象ではないとはいえ男性キャラとイチャイチャするのは苦手な人は苦手だと思うのでお気をつけください。私は超雑食人間なので脇カプ自体には特に嫌悪感がなかったんですが、どのルートでも終盤はこの二人のお話がかなり入ってくるので正直微妙な気持ちにはなりました。それよりヒロインと攻略キャラの話をもっと掘り下げてよ……ってなりました。そして最後に不満な点。制限有りで真相ルートでもある常盤は期待していたのに、恋愛過程がしっくりきませんでした。というのも脇カプの片割れである女性キャラと常盤が幼馴染みで親友みたいな位置付けなんですよね。なんというかヒロインが霞んでしまうような……なんでヒロインに惹かれたのかイマイチよく分かりませんでした。わりとネガティブなことを書きましたが、紫の君のエンド後に見られる「その後」という追加シナリオに不覚にも萌えてしまったので星三つにしておきます。色々な意味で紫の君は別格のメインヒーロだと思います。あれはズルい。 源氏恋絵巻 関連情報