ブラウン シェーバー モバイルシェーブ M-90
ブラウン独自の網目はヒゲをよく取り込み、よく剃れます。
普段使用している4枚刃ラムダッシュを修理に出すために購入しましたが、こちらを普段使いにしても良さそうなくらいです。
替え刃がないのは納得です。だって、上位機種の替え刃より安いんですから。
デザインにも優れ、持ち物としての喜びがあります。
とにかく、価格・性能・デザインともに秀逸です。
I Love Rock’n Roll
このアルバム大好きです!人生のベスト5に入る勢い。「もう一回殺してくれ来週」とか歌詞が楽しいし、曲調も癖になります。
今日は髭が聴きたいから早く家に帰りたい!一時はそんな気持ちに振り回されたくらい魅力的なアルバムです。初めて髭を聴く人にもオススメです!
青髭公の花嫁 (B‐PRINCE文庫)
御伽話を題材に描かれたお話2編と、その二つのお話のメインキャスト4人を描いた番外編的な
表題作を収録。
1本目「青髭公と六番目の奥方との戯れ」のほうは、いわゆる身代わり花嫁ものですが、ダークな
原作を反映してヘビーなエピソード満載。
青髭公は、奔放な母の男性遍歴がトラウマになって女性を信じられなくなった上に、迎える妻たちに
次々浮気され、人間不信になっている。思わぬ成り行きで身代わり花嫁としてやってきた主人公の
少年が心を寄せ慕っても、それを信じられず逆に非道い仕打ちをしてしまう。孤独に育った少年は
それでも、青髭公にわずなか優しさを見出し、一途に想いを寄せる…。「青ひげ」というよりは
それプラス「千夜一夜物語」(その中世欧州版)という印象です。
他の方がいうほど酷い出来ではないと思いますが、サディステックな描写がけっこうあるので、
読者をかなり選ぶと思います。美少年が性的に虐められる嗜虐的な設定が好きなかたにはいいと
思いますが…。一般受けという意味では厳しい。
また、最後はハッピーエンドとは言え、そこにいたるまでの暗くドロドロした救いのない部分が
長く重くて、ハッピーな印象が希薄。起承転結の転の部分にもうちょっとページを割いて、2人の
気持ちが通じ合う部分とかをもっと描いたほうが良かったと思います。なんだか最後だけ「めでたし」
で終わってあれ〜?みたいな感じもあるので、それが残念。
短編なのでバランス難しいですが、一番大事な部分を駆け足ではイカンです。前半のエピソード
削っても、もっと2人の心理描写を入れないと。
2本目「人魚姫と魔法使いの契約」のほうは、姫王と呼ばれる男人魚のお話で、王子様との恋と
いうよりは魔法使いとのエピソードがメインなのと、原作をなぞって魔法使いの活躍を増やした
だけのような感じがあって正直物語として薄いです。Hだけ濃いのでストーリーの印象が薄い…。
巻末の書き下ろし表題作「青髭公の花嫁」は、番外編的な作りもあって穏やかで甘めなお話。
全体的にこういう路線で良かったのでは?と思いました。
「青髭公と六番目の奥方との戯れ」・「人魚姫と魔法使いの契約」とも原作が悲劇的なストーリー
のため、それをモチーフに描く分暗くヘビーになるのは仕方ないですが、もうひとひねり、あえて
その題材で描くだけの色づけとかが欲しかった。あと挿絵がね…表紙と、1作目の最初のイラスト
はいいのですが、その他がいまいちシーンや構図・演出の部分で工夫がない感じで残念でした。
挿絵はドラマチックであるべきです。
ちょっと採点甘めですが、チャレンジした分の意欲と番外編(表題作「青髭公の花嫁」)の評価、
表紙のイラストの出来をあわせて★は3つ。