電気のひみつ (学研まんが ひみつシリーズ)
電気というのは、小学校の理科でも、中高の化学でも物理でも、重要な要素を占める。その上、科学技術史の中でも相当な比重を占めている。
子供の理科的知識としては不可欠なのだが、学習マンガとして扱っているのは、この本がほとんど唯一かもしれない。フォローしている知識は科学技術の発展の歴史を中心にかなり広範囲であり、しかも具体的でわかりやすい。ひみつシリーズ中でもいい意味で古典的な名作となっているように思う。
電気について学校授業や受験参考書で学ぶ知識というのはかなり実験室的・抽象的なものであり、多くの生徒にとってはとっつきにくいものである。
いきなり受験知識として学ぶより、この本で「電気がどのように発明され、科学の歴史において研究が発展し、技術として応用され、世の中の役に立っているか」の具体的イメージをつかむことができれば、小学校高学年以降の理科分野においてずいぶん学習の助けになるのではないだろうか。
まんが 方言なんでも事典 (まんが国語なんでも事典シリーズ)
大阪弁に興味を持ち始めた頃、「なんででんねん天満はん」を購入。方言を話す天神さん達に刺激されて購入したのが本書です。
全国の方言が見やすいイラストで紹介されています。意味、使われている地域、他の方言、説明の横に大きなイラストがあり、ふりがながついているので小学校低学年のお子さんでも楽しむことができます。
本書の構成は、有名な方言、遊びの方言、学校や買い物での方言、体と人に関する方言…というようにケース別で、最後に索引がついているので検索しやすくなっています。
方言にくわしくない私でも知っている方言から初めて聞く方言まで、全国を網羅して紹介しているので、まさに方言の導入本でした。方言の出てくる書籍を読んだ後パラパラとめくって、我が家では楽しんでいます。