シリーズを重ねる度に・・・という例はよくあるんだけど、この作品もその例に漏れないものかもしれない。クリックでキャラを誘導するリーディングシステムが売りのゲームなんだけど、今回はそれが仇となっしまった感じ。キャラを自分の思うようにコントロール出来ないケースが多々ありで、ちょっとじれったい感じはありましたね。パーティーを分散させて個別に行動させるというアイデアはよかったけど、少し混乱をきわめるかもしれない。そして様々なダンジョンがあって楽しいんだけど、戦闘システムや方向感覚のバランスが気になった感じだし、イベント数も物足りなかったような。キャラを含めた全体的なグラフィックも今ひとつぱっとしない感じ。唯3人の異なったキャラの能力を使い分け、仕掛けや謎を解くというアイデアはよかった。着手しやすいが、シリーズを遊んできた人にとっては少しがっかりするかもしれない。 Neorude 刻まれた紋章 関連情報
キャラクターを操作するのではなく、キャラクターを導いてあれこれ調べてもらう形式の「リーディングRPG」第一弾。戦闘によって経験値を得る事が殆どできないので、謎解きによってキャラクターは経験値を得る。(罠や仕掛に遭遇するだけでも経験が入る事もある)ボス戦ではある程度のレベルが必要となるので、戦士テイル、魔法使いアリア、盗賊ルーフレインの三人をバランス良く育てて行く必要がある。基本的には「大陸船」が眠る古代の遺跡を舞台に物語が進行し、「大陸船」フリーメルを得るまでが描かれる。しかもこのゲームをクリアすると、次回作ネオリュード2のシナリオの展開が多少変わる(物語の背景が少しわかるようになる)ので、是非クリアして欲しいと思います。ただし、途中での選択肢(レベル及びイベント中の操作キャラ)を誤るとバッドエンドとなる上に、バッドエンドは無意味(次回作ネオリュード2に続かないため)な上に、途中反射神経を純粋に問うようなミニゲーム(呪音球操作)をクリアしないとゲームクリアできないという欠点がある。しかしその欠点を差し置いても、幻想的なゲーム中の雰囲気やキャラクターの個性付けが素晴らしい。(その点ではネオリュード2より好きだ)また、グッドエンディングではその後に続いていく人情味のある優しい物語を見る事ができるので、世知辛い世の中に疲れた人には是非プレイして欲しいと思います。ちなみに、ゲーム中のイベントムービー(ゲームをプレイすると見る事ができるようになる)と、ゲーム中に流れた音楽と設定集を含めたイラストを見る事のできる特別なディスクが付属でついているので、その後に出たテクコレよりお得。(キャラクターのイラストもゲームの雰囲気も2と違うし・・) ネオリュード 関連情報
リーディングRPGの第2弾だ。世界の遺跡を巡り、冒険を繰り広げるというお話。マウス、アナログコントローラー対応。今作はかなりライトユーザーを意識したのか、パズル的要素などが少なくなって、ある意味テンポ的にはスムーズに進めるようになった感じです。全体的なグラフィックは前作よりも向上しており、特にポリゴンで描かれたキャラの動きの緻密さや豊富さなどが向上しています。コミカルなキャラクターが喋りまくるのは少し違和感があるかもしれないけど、何か人形劇を観ているような感じで楽しかった。誘導システムは相変わらず健在で、戦闘も無理のないAIバトルで楽しめたが、少し状況が把握しにくいところが難点かも。後カメラアングルの動きに問題があって、操作性にさしさわることもあるかもしれません。アイコンのグラフィックも難点あり。まあ全体的に作りがおおまかな感じで、謎を解く楽しみよりも、アイテム収集の感が強かったそんな感じの作品でした。 ネオリュード2 関連情報