ありそうでなかったゲフィン移籍以降のベスト盤です。メーカーがアニメのテーマソングになったのを機に一儲けしちゃおうという感がありありとしています。曲自体は名曲ぞろいだと思いますし、選曲は色々言いだすとキリがないのでまぁ妥当な気がしますが、代表曲を単に並べただけのお手軽仕様という印象です。ファーストサークルはライブなのですが、最初と最後の観客の拍手位フェードイン、フェードアウト位の処理はして欲しかったです。アーティスト主導で練られたベスト盤ではなさそうですし、オールドファンは1回聴いたらそのまま棚に入れてしまう気がします。まぁ、こんな感想もあったという事で・・・。あと、封入されている解説ではMinuanoの曲解説で、ペドロのヴォーカル云々と書いてありますがペドロがグループに参加していない時期ですね。 エッセンシャル・コレクション~ラスト・トレイン・ホーム 関連情報
パット・メセニー / <ザ・ウェイ・アップ>ライヴ [Blu-ray]
本編の内容には非常に満足しましたが、インタビューの字幕に日本語がなく、インタビューを楽しむことができなかったのが残念でした。 パット・メセニー / <ザ・ウェイ・アップ>ライヴ [Blu-ray] 関連情報
オリジナル・リリースからほぼ四半世紀を経た今でも,決して色あせることのない名曲揃いのアルバムである。今でもライブで演奏されるPhase Dance,変則チューニングが美しいSan Lorenzo,Mark Eganのベースが光るJaco等,初期メセニー・グループの代表曲が揃っており,いずれも素晴らしい。最近,メセニーに目覚めたリスナーにも強く推薦。多様なオーディエンスにより幅広く聴かれるべき傑作と言える。 想い出のサン・ロレンツォ 関連情報
9分25秒という長い曲ですが、全く中だるみすることなく聴かせてくれるMinuando (Six Eight)。曲の構成にJimmy Webbの"MacArthur Park"(1968)のイメージがふと重なります。 フェードインするスネアドラム(16ビート)が疾走する蒸気機関車をイメージさせるLast Train Home、宇宙に漂っているような感じをさせる"Distance"(Lyle Mays)、そしてどこかで聞いたことのあるような懐かしさを感じさせる"In her family"..。 本アルバムに収録された曲はいずれも聴いていて目の前に情景が浮かんでくる感じがします。 素晴らしいアルバムです。 Still Life (Talking) 関連情報
パット・メセニー・グループ スピーキング・オブ・ナウ・ライヴ・イン・ジャパン [DVD]
メセニーグループは当初、メセニー、ライル・メイズ(key)、マーク・イーガン(b)、ダニー・ゴッドリーブ(ds)、というメンバーだった。ボーカルを加えてワールド・ミュージック(無国籍?)色が強まり、「Offramp」(出たときの邦題は「愛のカフェオーレ」)からベースがスティーブ・ロドビーに変わり、「First Circle」からドラムがポール・ワーティコになっている。このリズム体で黄金時代が始まり、「Still Life」(87年)でメセニー・グループ路線の完成をみることができるだろう。その後のメセニーグループはリズム体を固定して音楽的発展を図っているように思えたが、「Speaking of Now」ではポール・ワーティコ(ds)を解任しアントニオ・サンチェスを加え、さらにボーカルにリチャード・ボナを迎えている。これらのメンバーを加えてさらに地平が広がったと、メセニーはインタビューで答えている。 メセニーの目指すのはいわゆる「ワールド」な音楽ではなく「シンフォニー」のようだ。アーティスト=パット・メセニーに敬意を表し、本作を推する。 パット・メセニー・グループ スピーキング・オブ・ナウ・ライヴ・イン・ジャパン [DVD] 関連情報