さんかれあ 1 【初回限定特典:はっとりみつる先生描き下ろし礼弥成長記録写真&保存用アルバム】 [Blu-ray]
原作と見比べてみるとテンポ重視のために原作の漫画版ではやや描写不足かな?といった印象の部分もアニメ版ではとても丁寧に描かれていると感じました(正直、礼弥嬢がゾンビ化するまで四話も費やされるとは思っていませんでした)人生で誰にでも一度は訪れる人の命を真剣に考える瞬間十六歳の千紘は飼い猫のばーぶや、美少女でゾンビっ子な礼弥と触れ合う内にゾンビという自分が好きだったファクターを通し、生と死について真正面から向き合っていきますもちろんエロスも手抜きはなく礼弥嬢には濡れ髪がとても似合うと思います青春ラブストーリーと銘打つとおり、礼弥のゾンビ化によって辛うじて成立しているような二人の淡い繋がりは次の季節が来れば散ってしまうような一輪の花を連想させますけれど花は花でも、暗く低い空の下で雨に打たれつつ屹然と咲くアジサイのように奇妙な状況を駆け抜ける千紘と礼弥の姿は、鮮烈な印象を瞼の裏に残すものだと思うのです さんかれあ 1 【初回限定特典:はっとりみつる先生描き下ろし礼弥成長記録写真&保存用アルバム】 [Blu-ray] 関連情報
“意識を失った、ゾンビっ娘れあは、幸せになれるのか? れあの元へ向かったチヒロの運命は!?”全てが明らかになる、『さんかれあ』の最終巻。・れあがどんな最期を迎えたのか、・れあとチヒロがどんな関係になったのか、については、全く描かれていない。良く言えば、読者の想像にまかせたエンディング。悪く言えば、最後を書くことを放棄したエンディング。途中、血の海に、れあひとりが佇むカットがあり、「えっ?! まさかのバッドエンド?」と思わせる場面もあったけど、バッドエンドではなかった。かと言って、ハリウッド映画にありがちな登場人物がみなハッピーになる、ハッピーエンドでもない。「ハッピーエンドとバットエンドのバランスを考えると、このエンディングになるのかも・・・」と思わせるエンディングだった。モヤモヤした気持ちが残るのは確か。けれど、物語をゾンビのように延命させることなく、スパッと終わらせた作者の潔い姿勢には好感が持てる。はっとりみつるさんの次回作に、期待。以上。 さんかれあ(11)<完> (講談社コミックス) 関連情報
楽しみにしてて、絵が綺麗でよかったです。ほんとに絵が走ってました。 ~はっとりみつる SHORT-WORKS~ HP 関連情報