The Miseducation of Lauryn Hill
母子家庭が多い黒人アメリカ社会にあって、ローリンは高らかにライムする。この人はラップ特有のウーフィング、キリスト教を基盤にした思想(アメリカ系黒人では当たり前かも)、コミュニティーの女性への警告、大卒、歌も歌えるという全てを兼ね備え、グラミー賞をこの作品で制覇。次作が大幅に遅れているのはプレッシャーだろう。
土着性のあるサウンドを基盤に高らかにライムしているが、アメリカの黒人女性は辛い立場にあることがよくわかる。ここまで強い口調で言わないと、もしくは言ってもボケ―っとしたやつが多すぎることがよくわかる。とくに黒人男性が子供の面倒を見ないでフラフラしているというのも女性が強くなる原因だろう。これじゃー、マルコムXの言ったとおりの世界になっている。
ただ、あまりにも狭い世界でのリリックなので正直言うと歌詞を読もうがよくわからない。スラム出身でもない日本人には分からないし、次作でよりスケールアップするなら、リリックをより昇華して、アンセムクラスに高めて欲しい。規模は脱アメリカを狙う曲も欲しい。
ローリンの姿勢を見習う人が出てきてもいい(スラング以外に語彙の学習や言い回し)んだが、この頃とんと出てこないな~。KRS-ONE、クール・モー・ディーがなつかし~よ。今のヒップホップのリリックを変えられる力を持っているのは今、彼女だけなので期待は高まる。
ベゼルドの妖剣―スレイヤーズ <9> 富士見ファンタジア文庫
光の剣がなくなってから、伝説の剣をさがしつづけるリナとがウリイ。
なかにはカルい音を立て、いともあっさりへし折れたりする剣とか・・・・
そんなにかんたんに見つかるわけないけど・・・・・・・・
だがっ!あるうそくさい伝説で、べゼルドに剣があるらしいが・・・・・
ソラリアの謀略―スレイヤーズ <10> 富士見ファンタジア文庫
この巻でとうとうガウリィが魔剣を手に入れます。
この魔剣の切れ味は・・・
そしてこの巻では短編で出てきたある人物が登場します。
短編を読んでいない人はわからないでしょうけど・・・
まあ短編を読んでいてもほとんどの人は忘れていると思いますが・・・
この本を読んでみて気になったら、短編のイリーズの旅路も読んでみましょう。