ゼルドナーシルト スペシャル
複数の勢力が分布する世界を、傭兵部隊を組織して、様々な依頼をこなしていく事で世界の勢力図を変え、選択した依頼によってエンディングや展開が変化させていく…という剣と魔法のシミュレーション。
登場キャラも多く、繰り返しプレイを想定して作られているのですが、コーエーらしい玄人向けな難易度なので、下手の横好きゲーマーが興味本位で手を出すと痛い目を見るかも。
「グラフィックを多少犠牲にしても、手ごわいシミュレーションが遊びたいんじゃー!」というゲーマーは是非。
ゼルドナーシルト
プレイヤーは傭兵団の隊長となって、自らが描く団の方針(どの国に味方
するのか、一生傭兵として生きるのか)に基づいて、戦いの仕事を請け負い、
配下の中隊・小隊に指示を出して戦争を勝ち抜いていくゲームです。
戦争(仕事)に勝てば成功報酬が得られ、自分の装備を強化したり、傭兵団
の規模を拡張できます。また戦争の中で経験値が得られるので、小隊長のLv
が上がればより上級の傭兵を雇えるようになります。
金と経験値を稼いで強くなり、より強大な敵と戦うという点では典型的な
RPGなのですが、このゲームはキャラ個人の戦いではなく、傭兵を率いて
の集団戦争です。傭兵には複数の兵種があり、それぞれの相性で有利・不利
があるため、戦闘ではその点も考慮しなければなりません。
また小・中隊長クラスはそれぞれ魔法が使え、これが戦争では必要不可欠な
ものとなっています。
特に攻撃魔法は鬼のように強力で、敵の部隊を一瞬で消し飛ばせるものなど
は、見ていてスカッとし、当然楽に戦闘を進められます。
集団戦争とは言っても1小隊が25人、1中隊が最大3小隊での編成なので
それほど多くもなく、そこがまたゲームを良い具合にシンプルに仕上げられ
ているポイントだと思います。
残念な点は、小・中隊長クラスはイベントやお金次第でどんどん増えていくの
ですが、戦争に出陣できるのは最大で18小隊(3小隊×6中隊)までなので
どうしても隊長クラスがあぶれてしまいます。
そうなってくると使い勝手の良い隊長ばかりがレギュラーメンバー化して、
使わない隊長はレベルが上がらないためますます使えなくなるという悪循環が
生じがちになります。
例えば「10中隊まで出陣できる」とか「傭兵団を2手に分けて仕事を同時に
請け負える」ようになっていれば更にゲーム性に幅が出て良かったのではない
かなと思います。
コーエー定番シリーズ ゼルドナーシルトSpecial
こちらのレビュー参考でプレイしてみました。
このソフト、面白いです。
登場キャラが結構多く
進行状況によって強制的に仲間になるキャラ
イベントなどによって仲間になるキャラ
自分で雇うキャラなど
仲間にするキャラでも色々とパターンがあります。
また、プレイヤーの行動や任務の成否が
国々の戦況に結構影響するので、気が抜けません。
もっと言えば、時間制限みたいなものもあるので
ボーっとしているとバッドEDに一直線です。
僕がこのソフトで最初に迎えたEDは、これでした。
戦闘もやり応えがありますし、長く楽しめそうなソフトです。
ただ、3Dのポリゴングラフィックはちょっとヘボめです。