チャップリン メモリアル・エディション BOX1 [DVD]
チャップリン メモリアル・エディション box1では(街の灯)(ニューヨークの王様)(ライムライト)(計6枚)DVDは一つにつき、本編と特典映像の二枚組となっています。個人的感想としては、街の灯が一番サイレントということもありチャップリンらしい作品かなと思います。ヴァージニア・チェリル演じる盲目の女性に恋をするチャップリンが紳士で面白く作品としても素晴らしいと思います。
チャップリン自伝〈下〉栄光の日々 (新潮文庫)
チャップリンが自由と希望の国アメリカで大成功を収めるところから、アメリカを追われる身になるまでの後半生が、この下巻で克明に描かれています。上巻よりも人名がふんだんに出てくるので、この時代(20世紀前半)の人物/文化の予備知識がないと、ちょっと辛いかもしれません。(こういう意味でも、氏の記憶力にはホントに脱帽します) そこは気にせず流し読みして、チャップリン氏の発言に注目して読み進めれば良いかと思います。例えば、映画のアイディアの思いつき方について説明するくだりを読むと、これは研究者が新しい着想を得るための日々の心構えと共通するんだなぁ、と感心しました。
この下巻を読み終えると、アメリカという国は今も昔も変わらないんだぁ、と思ったりしました。チャップリンをこよなく愛した筈のアメリカが、チャップリンを追放するに至るまでの経緯を読むと、このような話は現代でも大いにあり得る話だと思いますね。(911事件以降の状況は、チャップリンが経験した「赤狩り時代」と相通じるモノがあるように思えました)
本書を読み終えたら、またチャップリンの映画DVD集(「ラヴ・チャップリン ! コレクターズ・エディション BOX 1&2」)を見たくなりました。今度は、今までとはまた違った楽しみ方が出来そうです。「人生には三つのものがあればいい。希望と勇気とsome money」、このチャップリンの名言を今一度噛みしめたいですね。
チャップリン・ザ・ルーツ 傑作短編集・完全デジタルリマスター DVD-BOX
もうすでにコメント欄やチャップリン協会で告知されていますが、今回のBOXの特徴をまとめてみました。
元ネタを投稿してくれた方に感謝します。
チャップリンの初期短編作品(デビュー作「成功争い」から「冒険」まで)は、チャップリン本人ではなく製作会社が権利を持っていました。製作会社が潰れた現在、パブリックドメイン(権利フリー)となった為、いろんな会社から好き勝手にDVDが発売されています。初期の作品は配給国や配給会社の違いで様々なバージョンが生まれました。DVD会社はそれぞれ独自のルートでマスターを調達した為、DVDのバージョンも多様になってしまい、ファンはどの会社のDVDを買えば良いか分からない状況にありました。例えばIVC、ドリームエッグス、オルスタックピクチャーズの3社のDVDを見ても、使っているマスターが違うので、「こっちのDVDではこのシーンがあるのに、あのシーンがない・・・」ということがよくありました。
でもこのBOXはそれらDVDとは一線を画します。
・世界中のアメリカの4つのアーカイブとコレクター、南米のコレクター、英国映画協会、フランスのロブスター、イタリアのボローニャ映画博物館から最良のフィルムを発掘し、オリジナル版で収録!!!
・そのすべての作品をデジタルリマスタリングし、高画質化を実現!!!特にキーストン時代の作品は新しいリマスターであり、またミューチュアルも再修正が施されたものであり、現時点で世界最新のリマスター!!!
・今まで世界中のどのDVDにも収録されなかった「A Thief Catcher」を世界初収録!!!
・チャップリン研究の大家デイヴィッド・ロビンソン氏、アメリカでの第一人者フーマン・メーラン氏と連日議論を重ねて、吟味を重ねた日本語字幕!!!
・サイレント映画音楽の大家カール・デイヴィス、そしてチャップリン映画の編曲者だったエリック・ジェイムズが音楽を担当!!!
・若い方や子供さんの居る家庭には朗報!人気声優・弁士による副音声収録!!!
本当に素晴らしいDVDだと思います。何よりも素晴らしいのは「チャップリン協会本部公認」であることです!
こちらの商品はきちんとチャップリン協会にお金が回るものだと思っています(違っていたらすみません)
他の会社のDVDなんか買わずにこちらのDVDを買いましょう。
チャップリン・フィルム・ミュージック・ベスト・セレクション
チャップリンの映画の代表作の音楽が網羅されています。
どの曲も聴けばその映画のシーンが頭に浮かんできます。
感動的な数々の音楽、ジーンとなりました。
音楽自体も映画のものに近く、そして音質はアップしているので
とても綺麗で聴いていて気持ちいいです。
Charlie Chaplin (Taschen Movie Icons)
彼の映画作品を観て最近ファンになり、自伝本などいくつか本を買っていたのですが、チャップリンの本(和書)は数が少ない上に本屋さんや
ネットでいろいろさがしても見つかるのはだいたい文がメインだったりするし、写真がたくさん載っているのは私が知っている限りスクリーン
特別編集「喜劇の王様 チャールズ・チャップリン」ぐらいで、もっとないかなと思っていました。
この本はほとんど写真がメインで、映画の撮影風景やオフショットなど見たことない写真がたくさんで英語がわからなくても楽しめます。
ペーパーバックですが、けっこうしかっりしている厚紙が使われていて丈夫で、大きさも手頃なサイズなので読みやすいです。
このtaschen movie icons シリーズはいろんな映画スターが出ていてどれもおすすめですが、最近music icons シリーズというのも出始めてい
るので好きなアーティストを探すのもいいと思います。