きまぐれオレンジ・ロード~あの日にかえりたい [VHS]
本作品はきまオレシリーズで唯一DVD化されていません。
理由は、TVシリーズとあまりにも落差が大きく、ファンから問題視されているからかも知れません。
TVシリーズはラブコメ路線で、永遠に恭介、まどか、ひかるの三角関係が続く幻想を抱かせていました。
しかし、そんな幻想に疑問を感じた人への答えが、本作品です。
内容を一言で言えば、三角関係の清算です。当然、ラブコメではなく、昼ドラ路線です。
また、超能力も一切出てきません。
この変調を許容できるかが、一つ目の評価の分かれ目です。
次に、恭介、まどかも葛藤の末、大きな決断を下します。
恭介は優柔不断のかけらもなく、冷徹に何度もひかるを突き放します。
TVシリーズでは常に身を引いていたまどかも、ひかるをバッサリ切り捨てます。
この決断を受け入れられるかが、二つ目の評価の分かれ目です。
僕も公開当時は許容できなく、この作品を認められませんでした。
しかし、30半ばを過ぎた今見ると、妙に共感できます。
「何かを得ることとは、何かを失うこと」この命題を逃げずに真っ向から描ききっているところが、最大の評価ポイントです。
一度見て、ショックを受けた方も再度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
TVシリーズの甘酸っぱさもいいですが、本作品で描かれている青春のほろ苦さ(苦すぎるが‥)も魅力的ですよ。
きまぐれオレンジ★ロード (1) (集英社文庫―コミック版)
これはタダの学園ものラブコメではありません、作品そのものは古いのですが、名作が多く生まれた時代の漫画で、かなり楽しめます。
ヒロインの「まどか」ツンデレキャラのはしりなのでは?、この作品の魅力はあのなんとも言えない青春時代のドキドキ感や「せつなさ」を思い出させてくれる所です。ヒロインも男勝りで不良っぽいのだけれど、優しい面もあり、タイトル通り「きまぐれ」が多々あるという大変扱い難い性格なのですが、そこが良い味出してます。
また短期間で絵のクオリティが上がっていくのもスゴイです。
きまぐれオレンジ☆ロード The O.V.A. オリジナル・ビデオ・アニメーション DVD-BOX
ちなみに 新きまぐれオレンジロードとは 雰囲気が違うよ
TV版と OVA版の方が本来の原作 まつもと泉先生の繊細な
表現が出てます
追加 漫画の最終回をDVD化して 外国にも売り込んだら
日本アニメが繁栄するんじゃないかな
(でも 声優 変えるのは やめて)
OVA版の きまぐれオレンジロードです
TV版よりもスペシャルな出来上がりで 映像・ストーリーも
質の良さを感じます
原作(漫画)のよりすぐりのストーリーが 選ばれており
1980年代の最良の映像技術とセンスの良さを実感できる仕上がりです
(最近のヘンテコ萌えアニメとは くらべものになりません)
個人的には 映像特典の古谷徹さん 鶴ひろみさん 原えりこさんの3人対談
(当時をふりかえって のようなもの)が お気に入りです
まだ 映像化されていないストーリーも これを機に製作していただければと
思うのは ボクだけではないはず…(1980年代の映像技術とセンスで…
近年の萌え系のアニメは 目がでかくて つやつやしすぎで不快なので)
話はそれますが 1980年代のアニメで リメイクや続編されているものは
ヘンテコ萌えアニメ仕上げ になっているので 見る気にはなれないですね
新きまぐれオレンジ★ロード そして、あの夏のはじまり [DVD]
小説は持っていましたが、映画化されているとは知らずに今回初めて見ることができました。
感想としては、キャラクターデザインの違和感ですね。
高田明美のキャラクターの存在感が大きい作品だったと実感しました。
『あの日に帰りたい』もぜひDVD化をお願いします。
ストーリーは原作と違いますが、あまり気にならないのでキャラクター分を引いて☆4つです。
「きまぐれオレンジ☆ロード」サウンド・カラー2
アニメ「気まぐれオレンジ☆ロード」の中期OP、ED、BGMを集めたアルバム。 長島秀幸「オレンジ・ミステリー」のオープニングを覚えているだろうか?…登場人物でバンドを組ませ、TV画像の乱れをオーバーラップさせるという凝りに凝った内容。エンディング「悲しいハートは燃えている」は画面上に砂絵をモチーフに表現していた。 これらの代表曲がつまった「サウンドカラー」 …123と続くきまオレファンなら是非揃えてほしい一枚☆