ナイツ・イン・ザ・ナイトメア D・H・E シリーズ スペシャルパック (GBA版ユグドラユニオン同梱)
タクティカルファンタジーRPG。
まるで映画の予告編のようなオープニングがスゴい。
剣と魔法という世界は既存だが、プレイヤーが魂なのが驚き。
いろんな所で重厚さを感じた面白いゲームです。
普通は『FFタクティクス』のようにキャラクターを動かすのがこのジャンルですが、本作はウィスプという魂をタッチペンで操作してそれを魂のないキャラクターに入れてから動かすのがちょっと変わっていて面白い。まぁ実際にプレイしてみるのが一番良いのだが、その「魂を入れる」というネクロマンサー的な動作が新鮮に感じると思います。
また、戦闘時のエフェクト全般が素晴しい。
斬撃・魔法関係なく透明感あるカラフルなエフェクトとリアルな衝撃音が緊張感が持てる。それとキャラクターも攻撃時にボイスがあるのだが、なぜかイングリッシュ(笑)。しかもいつのまにかオーディエンスが集まっていて、敵に大ダメージを与えると「Ah〜〜〜」と言い、逆にやられると「Oh〜〜〜」と言われるのがスゴいんだかスゴくないんだか(笑)。
まずは「How to Play」で基本を学んでからの方がイイ。
最初は難しいと感じるけど慣れればそのタッチペン操作が楽しくなってくる。
同梱の「ユグドラ・ユニオン」の方がムズイ。
本作の方は作りがけっこう丁寧なので面白い。
ナイツ・イン・ザ・ナイトメア(通常版)
ぱっと見た印象ではリアルタイム制SRPGかと思う方も多いでしょうが、
実際にプレイしてみると、そのシステムの独自性に驚くばかりのタイトルでした。
どんなゲームかと聞かれても一言では答えきれない、複雑さとオリジナリティを備えています。
キャラクターや武器の育成に力を入れるだけでなく、
シューティングゲームの如く、大量の敵弾を回避したり
パズルゲームの如く、オブジェクトを破壊したり
スロットの目押しを駆使して、出現する敵を自由に選択してみたり。
多種多様な要素が絡み合って、本当に珍しいスタイルのゲームに仕上がってます。
ただし、その分システムに慣れるまでの敷居は非常に高いです。
軽い気持ちで購入すると、画面の膨大な情報量に眩暈すら感じるかもしれません。
体験版の配布などを利用して、事前に内容を把握しておく事をお勧めします。
また、アイテムやキャラクターの一覧画面が非常に見づらく、
強化などの編集作業にストレスを感じてしまう部分も若干マイナスです。
この様にかなり人を選ぶタイトルですが、その分ハマッた時の熱中度は半端ではありません。
派手な画面演出や豪華なBGMも素晴らしく、ゲームの雰囲気を盛り上げてくれます。
スティング
家族間のあまり冴えない秘密の物語を、
細部にわたってここまで語り明かしているスティングの意図はなんなんでしょう。
イギリス人は基本、正直者だとは知っていましたが・・・。
子供の頃のスティングの意識世界に潜入でき、
その家族風景に同化しながら、スティングの人間形成が1から追えます。
さんざん努力して成功してきたにも関わらず、
いまだ癒えない自らの内面世界の根っこを掘り起こし、
自己確認しているかの内容はスティングらしいです。
「孤独のメッセージ」で世界的に認知され、
ユングの学名からとった「シンクロニシティ」でアカデミー賞を受賞したスティングの、
十全な自己を探る道はこれからどこにつながっていくのでしょう・・・。
深層心理学的、神話学的な価値実現の可能性が見え隠れしています。
有名人の単なる私的な自伝なら山ほどありますが、
自分ひとりの個的な空間に固執することはスティングの意図ではないようです。
『私は自分の物語を記憶にとどめ続け、
その意味を計り知ろうとし続けなければならない。
私の物語の冴えない散文詩を、
卓越した詩か何かに生まれ変わらせなければならない。』
〜本文より〜
意味・・ああ、ね。
装丁は英語版に比べて、断然かっこ悪いです。
21世紀の真正の詩人の本にこんな配色とデザイン、やめて〜。
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何もこの映画の知識を知らずに見たほうが絶対、楽しめるので、書くことがないのですが・・・。見て欲しい!!!!見終わった後の満足感が、最高です!!!!!