ウォレス・ルーニー 商品

ウォレス・ルーニー ノー・ルーム・フォー・アーギュメント

本作はWallace Roneyの意欲作であり、冒頭のドラムとトランペットのデュエットとボイスから始まる。Wallace(tp)の他、弟のAntoine(ts)、妻のGeri(p,key)を中心とするキーメンバーから作り出されるサウンドは強くMiles Davisのバンドのサウンドの影響を反映しており、Wallace自身のトランペットのプレイスタイルもMilesと聞き違えるほど、ストレートでビブラートのない音色はMilesの強い影響下にある。2004/11月に彼自身のバンドとしての初ステージを東京bluenoteにて果たしたばかりだが、その日本での1stステージの後、楽屋に押しかけた私に、彼はMilesとの思い出を語ってくれた。その思いは本作にも色濃く反映されている。 ノー・ルーム・フォー・アーギュメント 関連情報

ウォレス・ルーニー バド・パウエルへの追想~ライヴ~ [DVD]

東京のパルテノン多摩での映像をDVD化した作品。よって同名のCD(1996年カリフォルニア、ロス・エンジェルスのマッド・ハッター・スタジオで録音)とはソース的に異なっているので注意が必要だ。面子に古いタイプのトランペットとサックスを加えた編成がなかなか意図的で面白い。チック・コリアのピアノを聴き続けて僕はこう結論づけたい。1.チックのピアノのタッチの基本はエレクトリックの手法をアコースティック・ピアノに持ち込んだものである。2.チックが徹底的にその音楽組成を研究したのはセロニアス・モンクとバド・パウエルであり、チックのピアノは2人の音楽手法を組み込んで完成した。この作品は言ってみればチック・コリアのバド・パウエル研究の研究発表のようなものだ。『トリオ・ミュージック』の方はセロニアス・モンク研究の研究発表である。チックに音楽的に消化吸収されたパドの音楽は見事に再構成され、新しい別物の傑作となっている。そしてチックはヤマハの音を発明し、確立したのだと思う。 バド・パウエルへの追想~ライヴ~ [DVD] 関連情報

ウォレス・ルーニー WIZARD OF OZONE~小曽根真ベスト・セレクション

ジャズというよりはどちらかといえばクラシックに近い雰囲気のする曲から始まるこのアルバム、僕はこのアルバムを聴いてすっかり小曽根さんの虜になってしまいました。どの曲もとても優しい感じがするのです。それが軽快なものであっても暗めの曲であっても、その根底に感じるのは「やさしさ」のようなものです。きっと聴いていただければ分かると思います。僕が特に好きなのは7曲目のワイルド・グース・チェイスと最後のウィー・アー・オール・アローンです。どちらもピアノソロなのですが、曲調はまったく逆です。7曲目のほうは早いテンポでガンガン突き進む感じです。いまだにこれを聴くと気持ちが高揚し、ゾクゾクしてしまいます。ウィー・アー・オール・アローンの方は逆に美しいメロディのスローバラードです。なぜか泣きそうになってしまいました。そのくらい素晴らしいピアノだと思います。なにはともあれ一度聴いてみるのが一番だと思います。 WIZARD OF OZONE~小曽根真ベスト・セレクション 関連情報

ウォレス・ルーニー Future 2 Fyture Live [DVD]

「ロック・イット」のLDが廃盤になって、現在エレクトリック・ハンコックの映像はこれしかありません。これは数年前の同名アルバムのライブ映像です。ほとんど同じメンバーで東京ジャズにも参加していました。アルバムはハンコック版クラブ・ミュージックって感じでした。当時ニューヨークで流行っていたポエトリー・リーディングなんかも入っていて、アイデア満載って感じでしたが、印象に残るような名曲はなかったような気がします。「フィーツ」が踊れないディスコ・アルバムであったのと同じ意味で、踊れないクラブ・ミュージックだと言うことが出来ます。(クラブには踊らずに音楽だけが目当ての人もいますけど・・・)個人的にはアルバムよりもこのDVDの方が好きかも知れません。何と言っても、ブルーノート時代の名曲"ドルフィン・ダンス"がこのメンバーで演奏されています。ここまで崩されると換骨奪胎って感じで納得できます。またハンコックは珍しく、"バタフライ"や"ロック・イット"まで演奏しています。アンコールはいつもどおり"カメレオン"です。やっぱり最後は盛り上がります。メンバーがそれぞれソロを取り、一旦エンディングを迎えたか、というところで八コックがアコースティック・ピアノを弾きだすと、わかってはいるのですが、さらに盛り上がります。 Future 2 Fyture Live [DVD] 関連情報




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