ポセイドン・アドベンチャー【字幕版】 [VHS]
どうもハリウッドでは近年、企画がネタ切れのようで、かっての名作やヒット作のシリーズ化やリメイクの製作が続く。オリジナルに思い入れがあるほど、そのリメイクには失望させられる事が多いが、AVソフトの面からすると、リメイク版公開に呼応して、陽の目を見なかったオリジナル版が初リリースされたり、コンテンツの内容がグレードアップしたコレクターズ盤として、世に出てくるのは、マニアとしては、悪い状況ではない。今作は、「タワーリング・インフェルノ」と並ぶ、70年代前半に隆盛を極めたパニック映画の頂点に立つ傑作として名高いが、そのタイトル名のカッコ良さ、豪華客船が転覆し、上から下へ逆さまに進み、脱出を計るという発想の奇抜さ(WCの便器が、逆さまに頭上から垂れ下がるというシュールな感覚!)、ひとりまたひとりと命を落とす中、生き延びるのは誰かというサスペンスと共に、異端派で教会から追放された牧師、娼婦と彼女を妻に迎えた警察官、ひとり身のセールスマン、老夫婦に客船の下っ端乗務員、、、と、エリートとは無縁のコンプレックスや挫折感を持つ人々が、極限状況の中で見せるヒューマン・ドラマが、観る者の心を打ったと思われる。それもそのはず、今作のスタッフ、キャストを見ても、製作者のA・アレンは措いて、アクション大作とは縁遠い顔ぶれが揃っている。30余年を経てリリースされるエディション盤、個人的には、プロダクション・デザインのメイキングと、当時密かに贔屓にしていたR・マクドウォールの一瞬の勇姿(笑)を確認したいが、残念なのは、「パーフェクトストーム」と見間違うようなパッケージの絵柄のお粗末さ。ここは、当然、ワイド版LDにも使用された公開時のポスターの、転覆し、後方に迫る大波から、G・ハックマンらが逃げる、あの有名な絵柄を使わなきゃ。
ポセイドン・アドベンチャー (THE POSEIDON ADVENTURE)
37年後とは1973年にキングレコード発売の45回転シングル盤レコード「ポセイドン・アドベンチャー(モーニング・アフター)」FM-1043以来という事です。当時はサントラLPがなく,このEP盤のみでした。今になってサントラ盤が発売になるとは,感慨深いというか,色々な事が思い出されます。
ポセイドン・アドベンチャー コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD]
挿入歌の「モーニング・アフター」が今も耳に残っています。
そして船の転覆により、兄を失ったシンガー(女性)はショックを受け、とても動けそうにありません。
彼女を助けた男性(名前は忘れてしまいましたが)は、ずっと励まし続けて彼女を導きます。
先頭に立ち、皆を導くリーダーの牧師はもちろん、最後尾で全員に気を配るこの男性がいてこそ
たった数名ではあっても助かることができたのでしょう。
勇気や責任、と言葉でいっても伝わらない、人として大事にしたい「何か」をこの映画は教えてくれました。
タワーリング・インフェルノ~グレイト・デザスター・ムービーズ
これはすごいです。
小学生だった私が見てもすごいと思った記憶がいまだに残っているこの映画。
画像を見てしまうと、どうしても古臭さが気になりますが音だけなら大丈夫。
勝手に頭の中で新しい映像に替えて、ひたれます。
ポセイドン・アドベンチャー [DVD]
津波を受け転覆した豪華客船ポセイドン号、そこからの脱出を図る一行の姿を描いたパニック映画の傑作。
物語の序章に流れる曲「モーニング・アフター」はアカデミー主題歌賞を受賞したと聞いたことがあります。
女性陣のファッションが70年代を実感させますが映画そのものにチャチさを感じることはないでしょう。
出演陣も若き日のジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナインなど芸達者を揃えており人間ドラマも見応えがあります。