ドラマCD ひぐらしのなく頃に(鬼隠し編)
声優さんのマッチ・ミスマッチについては、皆さんの主観や好みがありますので一概には言えませんが、私は概ね満足しています。
各声優さんの演技力についても十分聞き応えがあると思います。
特にレナや富竹の演技は「あぁ、こんなキャラクタだったのか」と納得してしまうほど情熱的なものでした。
欲を言えば、主人公「前原圭一」の演技に、もう少しだけメリハリが欲しかったですね。
特に終盤でのセリフの言い回しが、どれも同じように聞こえてしまいます。
主人公のセリフ量は全体の半分以上を占めますので、物足りない演技は、どうしても作品全体の印象に影響してしまいます。
演出面については、特に面白いとは思いませんでした。
原作とは違い使用できる要素が限られているので仕方が無いと言えばそうなのですが、
原作が持つ演出力と同等のものを期待してらっしゃる方は、おそらく満たされることはないと思います。
原作と比較するのではなく、ひとつの台詞劇としてならばとても楽しめた作品でした。
例えば台詞ひとつ取ってみても、原作のテキストをそのまま持ってくるのではなく、
語感的に良くなるよう、声優さんの個性がよく活きるように上手く校正されていて、違和感無く聞き続けることができました。
先に言いましたように主人公の演技に気になる箇所があったため評価は3としましたが、
「買い」かどうかと聞かれればもちろん、お勧めできます。
今後の続編にも期待したいと思います。
ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編 2 (ガンガンコミックス)
追い詰められていく恐怖を感じる事が出来ます
自分以外は全て敵…。「おやしろ」さまの影。
やはり他の編に回答があるという多重構造。ゲームもプレイしてみたくなります
「かまいたちの夜」が好きな人向けかもしれません