ハウルの動く城 [DVD]
1回めは何も考えずに見た方が楽しめると思います。
映像も音楽も最高にきれいでハウルもカッコいいです。
宮崎監督の頭の中には2時間の枠の中には納まりきらなかったバックグラウンド的なもっと大きな構想があったと思います。
そのせいか後半は話の展開がスピードアップして解らない方は益々わけが解らなくなっていく。
話の随所にも宮崎監督が意識的に謎を盛り込んでいますがそれがこの作品のもう1つの魅力だと思います。
例えばハウルがふとカーテンを開けて、寝ているソフィーが若い姿に戻っていたのに驚かなかったシーンとか。
ハウルは始めから知っていたのでは?と思います。ではいつから・・・
それが作品の最後の方でハウルの子供の頃の星ふる夜空の下のカルシファーとの契約を目撃するシーンに繋がります。
「ハウル!カルシファー!私はソフィー!待ってて!未来で待ってて!」
引き戻される間際に必死に叫ぶソフィーに子供ハウルとカルシファーは確かに気付いてた。
きっとハウルはソフィーを子供の頃から待ってたんだと思います。
最初の出会いのシーン「やあゴメンゴメン探したよ」の時も本当に探してたのではと・・・
見る人によっていろんな解釈があるし2度3度と見ると新しい発見や気付きがあります。
最後の解釈の部分を宮崎監督は見る側に預けたのだと思います。
単純に楽しむこともできるし、大人から子供まで楽しめる作品です。
お気に召すまま / シェイクスピア名作映画集 CCP-305 [DVD]
このシリーズが素晴らしいのはもう古典的な評価ですが、見るとデビットリーンの名前や音楽はウオルトン当時のイギリスの最高の才能を集めて作られたものなのでしょう。
「バットマン・フォーエヴァー」インストゥルメンタル・スコア・アルバム
バットマンとリターンズが公開された後、続編もT.バートンかと思いきや、
ワーナーブラザーズがスタッフ・キャストを一新するという事を聞いて、
ショックを受けました。
当然のことながら音楽も・・・。
そしてリニューアルされたバットマンを映画館で鑑賞した時、かなりがっかりしました。
音楽もそのとき初めて耳にしたのですが、今までずっとエルフマンのメインテーマが耳に焼きついていた私には「類似してる部分もあるな」と思ったんですが、映画を見終わった後このサントラを買い、家でじっくりと聴きましたが、
やはりエルフマンの音楽にはかないませんでした。このときのエリオット・ゴールデンサールの音楽はたいしてピンと来なかったのですが、後にリリースされた「ファイナル・ファンタジー」の音楽はかなり良かったですね。映画はちょっと、と思いましたが・・・。
このサントラはホルン吹きに聞いてもらいたいですね。
もちろん金管楽器をやってる人全般にも。
エルフマンの曲よりも全面的に金管楽器が押し出されているので、そんなところを聴いてもらいたいですね。
前作・前々作よりもうんとクラシック・宗教的になったバットマンの音楽をどうぞ!