絲山秋子 商品

絲山秋子 やわらかい生活 スペシャル・エディション [DVD]

あまり期待せずに観ましたが、私には良い映画でした。見終わって、こんな素晴らしい映画に巡り会えたことが単純に嬉しいし信じられないとまで思いました。ヒリヒリしてて生々しくて人間臭いんだけど、優しくて凄くやわらかいです。いろいろと疲れて心が鈍くなっていたときに観たので、主人公の優子が鬱で苦しむ姿に自分が重なったりもしました。金魚の嘘のシーンが、私のお気に入りの場面です。私の大好きな映画の一つになりました。 やわらかい生活 スペシャル・エディション [DVD] 関連情報

絲山秋子 沖で待つ (文春文庫)

中編2作品を収録。『勤労感謝の日』父親の通夜で母親にチョッカイをかけた上司をビール瓶で殴り飛ばし、退職を強要された元大手電機メーカー女性総合職36歳の見合い騒動。面白エピソード満載。確かにこんな見合い相手が来たら、途中で放り出したくなるだろうな。それにしても自虐的。"繭から孵化した蛾"に例えるなんて、世のアラフォー女性が黙っちゃいないだろうに。『沖で待つ』住宅設備機器メーカに入社後、福岡に配属された異性の同期社員"太っちゃん"と主人公。バブルの御時世、忙しさに耐えながら職場に慣れた二人にも、やがて転勤命令が下る。別離を惜しみつつも軽口をたたき合う二人は、30代半ばに東京で再会し、ある秘密の約束を交わす。……約束を実行に移す日が来ようとは。第134回芥川賞受賞作。"同期入社愛"なる新鮮な切り口が話題になったと記憶している。「それなら何も言い足すことはありませんでした。私たちの中には、あの日の福岡の同じ景色が……」(p107)に本作の主題が凝縮されている。僕としては、うひゃひゃひゃ、と笑う副島先輩が「腕をきつく組んで、全身に力を込めて涙をこらえ」る姿がベストシーンだ(p92)。グッときた。 沖で待つ (文春文庫) 関連情報

絲山秋子 crystal (完全限定盤)

本当に優しい歌声。前向きに、強く、そして切なく歌い上げる事ができる素晴らしい歌姫だと思います。昔から名曲が多いのに、いつの間にかひっそりと消えてしまったshela。久々の復活に感動しました。ちなみにSTARTは名曲です! crystal (完全限定盤) 関連情報

絲山秋子 離陸

この作者は、長編は書かないのかとなんとなく思っていた。が、長さを感じさせないと同時に、ずっしりと深みを感じさせていると思う。長編ミステリーというくくりはあたらない。静かで、どこかさめているようでありながら、そのように主人公の佐藤に語らせながら、実は、あたたかい目で人やものごとをみているように思う。きっかけは、イルベールの突然の訪問をうけたこと。以前にかかわりがあった女性をを探す、という大きな流れはある。が、それよりも、そのことを通して、佐藤がさまざまな人物と会い、気づくことがあり、考えることがあり、一緒にその感じを味わえる。離陸作者にとっていみのある言葉。そうなのかな、と最後に共感できる。つぎの作品も読みたくなった。 離陸 関連情報

絲山秋子 ばかもの [DVD]

海外在住で、たまに邦画がすごく見たくなって一気にいろいろ見るのですが、話題の邦画もあんまりだったり、正直あまり期待していませんでした。が、これはすごくよかったです。びっくりするようなことは起こりません。誰しもが陥りそうなことです。額子にのめりこんでいく主人公を見ていると若かれし頃の自分と重なり、切なくなりました。最後は心温まる何度も見たくなる、いい映画でした。 ばかもの [DVD] 関連情報




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