第48回 ダークダックス リサイタル "スペシャル" ~赤い鳥~ [DVD]
2006年、デビュー55周年(!)をむかえる超ベテラン男声コーラス、
ダークダックス。このDVDは、2004年に行われたリサイタルの模様を
収録したものです。
前半は童謡、後半は叙情歌集という構成。ダークならではのあたたかい歌声が
楽しめます。
もちろん、『銀色の道』や『花のメルヘン』も収録さています。個人的には
『蘇州夜曲』と『ああプランタン無理もない』がお勧めです。
今年、2006年もリサイタルを開催したダークダックス。まだまだ頑張ってもらいたい
ものです。
GOLDEN☆BEST/赤い鳥 翼をください~竹田の子守唄
赤い鳥の竹田の子守唄は、被差別部落のことを歌っているということで、しばらくの間、レコードから割愛されてきた音楽です。
しかし、この子守り唄を赤い鳥が選んだのには意味があったと私は思います。
差別というものは、この地球上から消えることはありません。
今だこの日本でも、多くの人々が差別により苦しんでいるということを忘れてはいけないと思います。
そういう、意味合いも含め、赤い鳥は強いてこの子守り唄を選び、カップリングしたのだと私は考えます。
唄の詩には深い内容のものがあり、差別することへの醜さを赤い鳥はこの歌で教えてくれているのだと私は考えます。
子ども観の近代―『赤い鳥』と「童心」の理想 (中公新書)
新書として、長さと内容のバランスがよい本だ。表題のテーマに関して短時間で学習的満足感を味わえる。1998年2月に初版が出て、2007年11月に再販。関心のある向きにコンスタントに読まれているのだろう。主に、近代日本における「子ども」イメージの形成を、児童文学の変遷、特に鈴木三重吉の創刊した『赤い鳥』にみられる子どもの描かれ方に注目して論じられる。明治期の巌谷小波に代表される「お伽噺」のように、とにかく「子ども向け」の物語を一括して提供していた時代から変わって、大正7年に誕生した『赤い鳥』はより明確に独自の「子ども」像を提示していた。それは、純粋でか弱い良い子、という理念的な「子ども」像であった。後に『少年倶楽部』のような元気で勇猛な「子ども」像(やがてお国の為に戦う)の前で影が薄くなるにせよ、この『赤い鳥』が物語った「子ども」の姿は近代日本の幼年者をめぐる「知」としては大きな影響力をもった。そこにこめられた「童心」の理想化の背後には、ますます近代化する社会のなかで世俗の荒波からの逃避場を求める大人たちの心情があったと、というのが著者の結論的な主張である。なるほど、とその簡にして要をえた論述にはひっかかるところなく得心した。近代日本の「子ども」をめぐる研究書としてまず手にとってほしい一冊。
赤い鳥 コンプリート・コレクション
本日、1月9日に予約していたコンプリートボックス届きました。むさぼるように開梱し、まずは何はともあれ、NO12のレア・トラックスを皿に乗せました。ああ、これこれ、30年探し続けてきたレア音源の数々、感涙にしばしむせぶのでありました。おちつきを取り戻し、次はブックレットをなめるようにめくりました。あるじゃないですか、ライブ音源、コンクール音源・・さぁこの春は赤い鳥一色に染まります。
ところで、赤い鳥復刻新聞て入ってないの?