オープン・ユア・アイズ【字幕版】 [VHS]
「バニラ・スカイ」としてリメークされたが既にこっちを観ていたので多分これを越えることは無いだろうと思い、まだ「バニラ・スカイ」を観ていない。それくらい、よくできている。
夢と現実の区別がつかなくなっていく主人公の苦悩がよく表れていた。なんだか「クラインの壷」を思い出してしまった。
オープン・ユア・アイズ [DVD]
夢落ちという言葉が存在するように
実は夢だったという話しはもう使い古された古典的な手法であるし
しかも若手の弱冠25歳の監督(脚本・音楽とかかなり兼任してる)で低予算で登場人物もやたら少ない
しかし、これがとても面白いからビックリ
トムクルーズがリメイク権を獲得した理由がよく分かる
劇中幾度となく繰り返される「目を覚まして・・・」という言葉
そして複雑怪奇な夢落ちの反復
徐々に明確になってくる真実と虚構
いつしか見てる人間も現実と夢がわからなくなってきて
ここまで夢だと辻褄が合うとか
新しい事実が分かってあぁ違ったとか
とーっても頭を使って楽しめる映画でした
最後にちゃんと解答があるのも親切設定
ペネロペ・クルスの若く純粋な美しさもいいし
もう一人のヒロインの女性もデビットリンチ的な怪しい雰囲気発しててとてもいいです
サスペンス好きなら素人から玄人まで万人にオススメできる映画です
オープン・ユア・アイズ
なんだかんだボロカスに言われているアルバムではあるが、POPで丁寧に作られているのには好感が持てるし、Yesやそのメンツにに何の思い入れもない人なら十分に聴けるアルバムだと個人的には思う。
元々70年代中期以降、それなりの作品を作っても賛否両論が飛び交うバンドであったので、先入観がない方が聴けばそれなりの評価を得ることができる出来なのではないでしょうか。逆にこれを結構気に入った方が果たして「海洋地形学の物語」や「Relayer」を聴いちゃうとYesが嫌いになっちゃうだろうし、ファンというのはそんなもんだろう。
ちなみに私は多少なりともYesに対して先入観があるので、この作品を十分に楽しめたとは言えないのだけど、タイトル曲の「Open Your Eyes」の軽快なPOP性は妙に気に入っていて、未だに聴きます。
まあ、胸を張ってオススメできるアルバムではないけど…。アンダーソンおじさんには何も考えずに能天気にあのハイトーンVoを歌い続けてもらいたいです。
結局私はそこに行き着いちゃうのか知れない。
オープン・ユア・アイズ [DVD]
アレハンドロ・アメナーバル監督のテシスに続く長編二作目。
ハリウッドリメイクされた「ヴァニラスカイ」を先に見たため、
やはりしょぼさが目に付く。
ハンサムがハンサムに見えなかったり、金持ちが金持ちに見えなかったり。
記号を記号として扱わざるを得ない苦しさ。
これは制作費などの制限が大きいのだろう。
が、脚本や展開は何も変わって居らず、物語の根本は揺るぎなく、ここに。
これから見る人には「ヴァニラスカイ」をすすめる。
オープン・ユア・アイズ [DVD]
オセンチな気分の時・なりたい時に見ると何故か落ち着くんです・・。
トムの「バニラ・スカイ」と比べるにはとても失礼すぎる別物と言っていいほど最高の作品です。
自分が好きで他人の事など気にも止めない、嫌な男なのにルックスのお陰で損の無い人生・・・しかしある事故により全てが0になった所から本題に入ります・・・。
恋人も友だちも失い・・・逆に自分の存在が他人にどうあるのか気になる主人公、嘘も真実も理解できなくなるまで良い方に逃げていく様がとても他人事に感じられず、すごく凹むんです・・・・。
開放する喜びを知った最後の彼はまさに「オープン・ユア・アイズ」です。
ペネロペの演技も”本当に心から人を好き”と云うのが伝わってくる印象です。
とにかく何度観ても新しい考えで見れる作品ではないでしょうか