愛の言霊 〜Spiritual Message〜
8cmシングルが絶滅したのに伴い、2005年12cmで再発売が実現した大ヒットシングル。SMAPの香取慎吾が主演したドラマ「透明人間」の主題歌だ。ラテンっぽい哀愁と和風の歌詞が、不思議な形で融合した曲。覚えやすい優れたメロディーながら、中身は相当実験的。
桑田佳祐という人は、言葉を直感的なイメージで操ることに長けた人である。また時として邦楽の既成概念を壊す人である。この曲では「とぅわ」「そぅわ」など、日本語にない表現を敢えて使っている。
♪生まれくセリフとは(とぅわ)、蒼き星の挿話(そぅわ)
♪愛の調べとは(とぅわ)、愛のことだま
♪釈迦(しゃっか)堂も 闇や 宵や宵や(いぇいやー)
といった感じ。某カラオケ番組で、この曲を歌わされたクラシック・テノール歌手が、「これはどうやって歌いましょうかねぇー(困)、って感じでした(笑)」とコメントしていたのが興味深かった。結局、割とオリジナル通り歌ってくれたのだった。
ドラマ「透明人間」のラストは、怪物に姿を変えた父親と、主人公が対決する悲劇のストーリー。哀愁を帯びたミディアム・テンポの旋律が、物語に良く合っていた。見事!
愛の言霊 [DVD]
明るく社交的で、男女を問わず誰とでも仲良くする好青年、立花都(齋藤ヤスカ)と、クールというよりは無愛想で、疑り深いと言うよりは嫉妬深い青年、大谷晋也(徳山秀典)との、ほのぼのラブコメディという感じの映画です。
いわゆるBoys Loveものですが、この手の作品としては、なかなかリアルで、映像的にも綺麗にまとめられていて、秀逸な作品です。監督の金田敬さんには、是非、続編も期待したいところです。ちなみに、キスシーンやベッドシーンはありますが、ラブシーンはありません。
お気に入りのマグカップを立花(齋藤)に割られて、怒っているのに、立花に唇を塞がれて、それ以上、何も言えなくなる大谷(徳山)とか、女の子と食事に出かける立花に強引に付いていって、終始隣でふくれっ面をしている大谷とか・・・、なかなかリアルで可愛い気がありました。
徳山秀典くんは可愛いと言うよりは格好良いという感じの役者&歌手ですが、案外、可愛い表情も出来るようです。ちなみに、主題歌や挿入歌は徳山くんが歌っています。
齋藤ヤスカくんは、見た目そのまんまのやんちゃなお兄さんという感じです。喋ると見た目以上に幼く見えます。
最後に、お奨めシーンは何回か出てくる「○○くん、『しっと』って、漢字で書けますか?」という台詞の場面でしょうか。劇中で大谷(徳山)も立花(齋藤)も何回か口にするのですが、妙に微笑ましくて、ああいう会話は大好きです。
余談ですが、撮影時期は2007年6月頃でしょう。渋谷の駅前に、映画「スリーハンドレッド 300」の大きな宣伝画が掛っていましたから。
忘れるところでした。加々美正史くん演じる須之内祥吾も、なかなか良いキャラクターです。
現実に、立花と大谷のような二人がいたら、祥吾の立場で、関わってみたいですね。ちょっと年上の兄貴(お姉さん?)という感じでしょうか?
愛の言霊 1 (DARIA COMICS)
立花と晋也は高校時代からの親友であり恋人。大学生になり一緒に暮らしている。素直じゃない2人はちゃんと気持ちを言葉にできないけど、ちゃんと想い合っている。女の子より一緒にいて楽しくて、落ち着ける。
性別はともかく、自分のことをわかってくれる、そばにいてほしいときに
いてくれる、そーいう人がいるっていいなあー。
立花と晋也がうらやましくなった。
絵はいまどきっぽくて、うまい。2巻も出てるけど、わたしは1巻が好き。
星3つなのは、ストーリーが普通で物足りないから。
愛の言霊2 (Dariaコミックス)
いまいち大谷と立花が惹かれ合う気持ちに
同感できなかったかも。
もう少し感情の激しさを表してくれた方が
良かったような気がしました。
それでもやっぱり描写の自然なところは
さすが、紺野先生だと思いました。
Young Love
このアルバムの中に入っている歌は、ホントいい歌ばかりです。サザンファンの私がプッシュする1枚です。
どこがいいのかっていうと、とりあえず全部いい歌が入ってます(笑)。
中でも、ドラマで始まる恋なのに や 太陽は罪な奴など、泣けてくるバラードがてんこもり。有名どころで言えば、外車キャデラックのCMで使われた歌 胸いっぱいの愛と情熱をあなたに やシングル発売の あなただけを など大作がたくさん!
サザンのいいとこどりをかき集めた名作アルバムと言えるでしょう。
また、 MOON LIGHT LOVER も素晴らしいバラードに仕上がっています。
とにかく、たくさんの人にこのアルバムを聞いて欲しいです。