ザ・ムーントレイン
本作の主役であるWoody Shawは決してメジャーと言いきれるほどの知名度は持っていない。しかし、私はこのCDを聴いて、彼に対する尊敬の念さえ覚えた。タイトルにもなっている、一曲目のThe Moontraneが彼の音楽性の高さを非常によく表している。通常、コンボなど小編成のバンドであると、どうしても個々の技量やアドリブが中心となってしまう場合が多いが、この曲はテーマが非常にしっかりしており、世界観がある。そのため、とても厚いアンサンブルが出来ている。また、四曲目のKatrina Ballerinaも同様にテーマがしっかりしており、強烈な印象を受けた。この二曲だけのためにも十二分に買う価値はあると思う。
ラヴ・イン・アス・オール(紙ジャケット仕様)
一曲目はセシルマクビーの美しいベースに導かれる曲。
ファラオがサックスを吹かず、ヴォーカルで参戦。
後半線はスローダウンしバラードを演奏します。
とても気持ちいいですよ。
二曲目はコルトレーン師にささげる愛。
おもいっきりフリーですね。時々でてくる美しい音色に感動させられます。
freejazzでコルトレーン師にささげる曲は多数あれど、
なかなか激しい演奏です。
他のコルトレーン賛歌の勧めは
アーチーシェップの絶句一曲44分。