南極料理人 [DVD]
「人間が生物として・・・」「男達と家族・・・」「自分と他者は・・・」
とか何とか言って無理やりテーマを設定してレビューを書いてみようと思いました。
でもやめました。
この映画は、とにかく、観ている時間が楽しいんです。
好きなシーンもそうでないシーンも様々ですが、全体として観ていて楽しい。
笑いだって、ここに書いてしまえば、「料理をこぼしました」「拾って食べました」ってなるし、
感動だって、「家族を想います」ってなります。
こうやって説明しても、何も可笑しくないし、感動もしませんよね。
一度、観てみてください。
新装版 のんちゃんのり弁 下 (モーニングKCDX)
昔の単行本(全4巻)のうち1、2巻だけ持っていたので、下巻のみ買いました。舞台となっている墨田区京島近辺のカンジ(人柄、風景)がすごく良く書けてると思います。一言で言うと「あの辺だと、ありそうなハナシだな〜」というところでした。
のんちゃんカワイイ!
のんちゃんのり弁 通常版 [DVD]
本作の上映時間は2時間だが、特にドラマティックな展開がある訳でもなく、多様な登場人物の普段の生活
を乱す、ひとりの女性を描いた作品だ。
松竹の市井映画といえばそうだが、でも大船・蒲田調じゃない。ストーリーはどっぷり平成だからだ。
グータラ夫に愛想を尽かした妻が、小さな娘と家を出て、墨田区の京島にある実家へ舞い戻る。
そして自分の母親や同級生、街の人を大いに騒がせて、最後は自分の夢にまい進する。
この感情移入できない主演を務めた小西真奈美は素晴らしかった。
ストーリーが進むにつれ、誰も応援しなくなるような突っ走りキャラだからね。
これは柴又へ帰るたびに、さくらを困らせた寅さんの行動にも似ている。
すぐに恋に落ちてしまうのも同じだ。
でも、寅さんはどこまでも憎めないのに対して、小西演じる小巻には「反則」が多い。
恋するのは自由だが、これは明確に不倫だ。実際邪魔がなければコトも済ませてしまったわけだし・・・。
とにかく可愛い娘を手放したくないゆえに、かえって娘の心を不安にさせてしまう。
挙句の果てには、岡田義徳演じるダメ夫と娘の前で大ゲンカ。これだけダメな母親もいないだろう。
でも、最後は自分の夢を叶えてしまうあたりが、やはり平成流だと思うのだ。
緒方監督の手腕は確かであり、俳優たちも最上の芝居で応える。作品としては良くできている
のだが、観客はこの結末を望んでいたのか、といえば、ちょっと違うかも、という感じだ。
一応夢が叶うのは、設定上5年くらいの間を置くとか、少しヒネリが欲しかったなあ・・・。
特典ディスクにはメイキングと舞台挨拶、それとレシピが収録されている。
星は3つです。
のんちゃんのり弁 初回限定版 [DVD]
「チームバチスタ〜」などで最近メディア露出の多い小西真奈美が好演。
下町情緒溢れるロケーションやストーリー展開のなか、
世間知らずで泣きながら頑張るその姿は応援したくなる。
夫婦のガチ喧嘩シーンは圧巻。愛想つかされないように仕事頑張ろっと。