神様のカルテ ~辻井伸行 自作集
「それでも生きていく」のサントラを買うつもりが、自作集があったのでこちらに。彼のオリジナル曲は新鮮で、もう一度聴きたくなる。以前もTVで見て、DVDを買いました。
ショパン等の演奏も素晴らしい彼ですが、私はむしろオリジナル派です。
ただ他の方のレビューにもあるように、似た曲調が多いのも事実。
まだまだ若い彼が、今後作曲家として厚みが増してくるのを期待しています!
それでも生きていく―地下鉄サリン事件被害者手記集
私は2年ほど前までは、犯罪被害者問題を扱う本は、藤井誠二のものを別とすれば、あまり多くは読まないほうだった。なぜかというと、岡村勲、土師守らが主導する「あすの会」の運動が、「国は加害者ばかりを守っている」という煽り的な言動を出発点として、「刑事司法における被疑者・被告人の人権は、もっと削られてもよい」とか、「被害者の報復感情を満たしてこそ正義である」とかいった反近代的な方向に世論を誘導しているように思われ、納得できなかったからである。
死刑制度を何としてでも維持し、「お上に逆らえばこうなるぞ」という脅しで「官」の権威を誇示しようとする法務官僚にとって、被害者運動は「都合のいい別働隊」として利用されているのではないか、との疑念も捨てがたかったのだ。
が、高橋シズヱの『ここにいること』が2008年に岩波書店から出されていることに気づいて、取り寄せてみてから、少し考えを改めねばならないと感じた。天下の岩波書店は、朝日新聞などと同様、「人権」には敏感な傾向があるから、その岩波が高橋の本の出版企画を通したとなると、これはよほど理由があってのことと思わねばならない。実際、高橋の本を読んでみると、その苦闘が大手のメディアに真剣に取り上げられるまでには、さまざまな紆余曲折があったことがわかった。
その高橋が10年前の1998年に地下鉄サリン事件の被害者手記集を出そうとしたときは、まだ岩波などがそういうものを取り上げようとする時代ではなかったため、サンマーク出版という比較的マイナーな出版社から出さざるをえなかったわけだ。
この本を読むと、理不尽な犯罪に巻き込まれ、病院に行っても適切な治療法もなく、職場らかも理解してもらえず、退職に追い込まれたりした人々の生の声が、ひしひしと伝わってくる。司法制度をどうせよとか、国は被害者の報復感情を満たせとかいうような政治的主張以前の、生の声そのものだ。「人権派」を自認する人々もみんなこの手記は読んでおかねばならないと思った。
満島ひかり Perfect collection [DVD]
フォルダー5が活動活発の頃、AKINAよりひかり嬢のファンでした。
そのひかり嬢がウルトラマンの隊員役それもサイボーグ少女!で出演と言う事で毎週欠かさず鑑賞したものです。
そんなひかり嬢のこのDVDは、実に萌えます。
極小ビキニでの露出たっぷり画像は、ひかり嬢ファンならお宝もの。
胸は確かに大きいとはいえないまでも、下半身と彼女の笑顔は極上の一品です!
実用性抜群のこの作品をご賞味あれ!
(因みにフォルダー5の復活はないのかな・・・)
それでも僕は生きてゆく―正常な人ほど自殺を考える
自殺は考えていなかったけど、興味深いテーマなので買ってみました。哲学となるとちょっと遠く感じてしまうけど小説になっているので、わりとすんなり読めました。突然ソクラテスが出てきたりする話の展開の仕方に最初はとまどいましたが、一つの方向性があるので途中からは気にならなくなりました。繊細ゆえに自分で自分を苦しめてしまう主人公、人はなぜ自分を正当化するのか、ギリシャ哲学から見た自分の中にある善?などの洞察が興味深いです。途中で拾っていく言葉の中に参考になるものがいくつかあります。会話はスラスラ進んでいくけど、一つ一つが濃いので自分で消化するのに時間がかかるところがあります。いくつか共感できる言葉があるのでそういったいくつかの観点は、他の人に対して割り切ることや開き直ることの意味も考えさせられます。
「それでも、生きてゆく」ディレクターズカット完全版 (初回封入特典終了) [DVD]
ようやく発売されますね、ずっと待っていました。
もちろん購入して、何度も観かえします。
そして、物語の世界観を追体験します。
たぶん、何度でも泣けるでしょう...そして、生きてゆく勇気をもらうのです。
この作品は、そういう作品です。
私と同じ想いで待っていた人たち、DVD発売、おめでとうございます。
「ずっとあなたを想っています... 私がつないだ誰かの手のその先で、
誰かがあなたの手をつなぎます様に、繋いだ手に、想いが伝わります様に...」