マイアミ・バイス シーズン4 コンプリートDVD-BOX
まだシーズン3が発売されて一月と経たない内に、もう次シーズン発売予約開始。
そして前作同様、発売前に"レビュー"を書いてしまう私。
発売前に書いてしまう理由は、本作自体は既にTV放送で観ている事と、「早く観たい!!」と言う衝動をどこかで表明せずにはいられない事。
しかし本作に限って言えば、少なくとも二つの理由のうち前者が満たされるのは日本語吹き替えが入っているエピソードのみである。TV東京による本作のリアルタイムの吹き替え放送は、本シーズンのエビソード14を持って最終回となったからだ。
このシリーズのボックスはTV放送当時の吹き替えを流用し、新規アフレコは行われない。従ってシーズン3でも三話あった字幕のみのエピソードが本シーズンでは九話に増え、そしてこのまま行けば、最終シーズン5BOXは全話字幕のみと言う事になる。
本作の発売スケジュールを守るには、恐らく吹き替えを新録する時間は無いだろう。
しかしながら、一ファンのささやかだが大胆な願いとして、最終シーズンBOXでは全話、それが難しいなら最終回だけでもいい。TV放送時の役者陣による吹き替え版の新録が出来ない物だろうか。
他の映画やTVでは別の俳優が吹き替えても構わない。事実同じテレ東でも「ナッシュ・ブリッジス」のドン・ジョンソンは野沢那智氏が担当し、ばっちりハマっていたと私は思う。
だが、マイアミ・バイスの「ソニー・クロケット」は隆大介で、「リカルド・タブス」は尾藤イサオで、「キャステロ主任」は青野武の声であって欲しいと思うのだ。個人的にはマイケル・マンの映画版DVDだって日本語吹き替えはTV版の面子で収録して欲しかった位だ。
最終シーズンへのそのささやかな期待と、本作から日本未放映の未知の領域へ飛び込んで行くのだという興奮をもって、星を五つとしたい。
ベスト・オブ・ボンド(DVD付)
つい「ゼロゼロセブン」と言ってしまう世代(含むオレ)も、最初から「ダブルオーセブン」な世代も、共になかよく楽しめる。そんな“007シリーズ”の主題歌集が、新編集で登場した。
青いイラストのアウターケースの中に、CDのみの盤と同じ、赤いイラストのジャケットがついたプラケース。中にはCDとDVDが。
DVDには主題歌5曲のPVと、『浅ヤン』での石井院長の登場曲でもあった「ゴールドフィンガー」のライブ映像、そして2000年制作のドキュメンタリー“THE BOND SOUND -THE MUSIC OF 007”(約22分。字幕の色がなぜかレモンイエロー)。合計約43分、リージョンオール。
確かに、ある程度まとめて主題歌のPVが見られるのはいいけど、もうちょっと曲数多くてもいいんじゃないのか。ドキュメンタリーも興味深いが、残念ながら既出で、こりゃ泣けてくる。本当にこれが、いろんな意味で大サービス盤だった『ゴーゴー・ベンチャーズ(DVD付)』を出したのと同じ会社の所業だろうか。
できるなら廉価版として出し直していただきたい、というのが正直な気持ちだ。
もちろん、CDそのものの内容は充実しまくっている。もう、鬼カッコいいとしか言いようのない第21作『カジノ・ロワイヤル』までの全主題歌orテーマ音楽に、サッチモが歌う『女王陛下』の美しい挿入歌「愛はすべてを越えて」、k.d.ラングがシャーリー・バッシーばりに熱唱する『トゥモロー…』のエンディング・テーマ「サレンダー」も添え、年代順に収録。CD1枚にびっしり詰まった“007:音の歴史”に、ただ圧倒されるばかり。
輸入盤、ダウンロード販売もあるが、日本独自の解説・対訳がなかなか充実しているので、個人的には日本盤『ベスト・オブ・ボンド』のご購入をおすすめする。
ワールド・オブ・シーナ・イーストン-シングルズ・コレクション
『The Singles Collection』1993
こちらはタイトルに偽りなしのSingle Version を全て収録していて、音質も良いBest盤になっています。
リマスターはかなり以前にされた1993年仕様ではあるけれど、約20年経過しようとしている現在でも充分に通用するクオリティを誇っています。
現在は廉価版の扱いになったこのBest盤ですが、とても分かりやすいEMI〜MCA時代のアルバム・シングルジャケットの掲載もあって、割と厚めのブックレットも付属していることと、各アルバムから省略せずに選曲されている丁寧な編集が嬉しいですね。
前述の音の良い面も含めて、彼女のBest盤の中ではこれが一番でしょう。
※求めやすい廉価盤があるうちに入手する価値ありの一枚です。
PRICE BUSTERS 1200 ゴールド・コレクション
実際、そんなに好きな歌手ではないけど、今聞くと
「モーニング・トレイン」は最高にハッピーな曲だ。
1981年はほかにも「ベティデイビスの瞳」とか「クライング」とか
いい曲多かったなあ。