トラヴェリング・ウィルベリーズ・コレクション
ファーストはジョージ・ハリスン、ボブ・ディラン、ロイ・オービソン、トム・ぺティ、ジェフ・リンの五人によって結成された、今でいうユニットってことろでしょうか。トム・ぺティとジェフ・リン以外は多かれ少なかれかつての輝きを一時的にしろ失っていた時期だった(ロイ・オービソンなんかはそうとう長い『一時的』だったと思いますが)ので、そのふたりを触媒にしたかのような溌剌ぶりに当時、溜飲を下げたものです。それぞれのアーティストの一番よい、しかしなぜか今まで聞くことができなかった部分が全開といった印象です。なお、このアルバムが気に入った人はロイ・オービソンのソロ「ミステリー・ガール」が必ずお気に召すはずです。セカンド(という言葉がほんとうは正しいのでしょうか。『3』と言って済ませておけばいいような気もしますが、この辺の事情はライナーに詳述されると思います)はゲイリー・ムーアのギターをフューチャーした一曲目から捨て曲なしの名曲揃いですが、逆にそこが小さくまとめてあるような感じがして、僕は個人的には一枚目のほうが好きです。ボーナス・トラックはオムニバスに提供した曲やシングルのB面の曲が主に収録され、DVDはプロモ映像なので、当時から彼らを追っていた人には目新しさはありませんが、懐かしさ満点といったところでしょうか。
モニュメント・シングル・コレクション(DVD付)
当時のナッシュビルでは画期的だったストリングス・アレンジを積極的に導入したメロウな音作りや、嘗てないドラマティックな楽曲構成を持った特異な曲作り、そして雄大な声域を活かした朗々たる歌声=ヴェルヴェット・ヴォイスで、まさにワン・アンド・オンリーなポップ・クリエイターとしての地位を築いたロイ・オービソンの魅力のすべてを教えてくれる本作は、1960年代前半にリリースされた彼のシングルAB両面のすべてを詰め込んだ編集盤。"Only the Lonely"や"Crying"、そして歴史的名曲"Oh, Pretty Woman"等、哀愁を込めて歌い上げながらも、確実にロックンロールを感じさせる歌い回しは、ボブ・ディランやブルース・スプリングスティーン、トム・ウェイツなど、数多くの若者たちの人生を変え、のちの音楽界に計測不能の影響を及ぼすことに。
グッデイズ~ロックンロール50
このアルバムはロックンロールおよびロカビリーというロックのジャンルの代表的な楽曲をたくさん収録した日本初とも言うべき本格的ロックンロール・アルバム
しかもエルヴィス・プレスリーもパワー溢れるロックで登場
ラ・バンバ、オー・プリティ・ウーマン、カモン・エヴリバディ、ジョニー・B・グッド、監獄ロック、ロックンロール・ミュージック、ハウンド・ドッグなど有名な曲もたくさんある。
古き時代のロックの良き教典とも言うべきアルバムだ。
しかも豪華な2枚組
もう、これはたまらんわ
是非、買って損すること無し
ロックンロール....つまりロカビリーというのかな。
現在のハードコア、インダストリアル、ヘヴィ・ロック、デスなどと異なり、このロックンロールは激しくて荒々しくても、とても楽しげで明るい感じのもの。
そこからの派生で登場したアーティストが....。
ビートルズ
ローリング・ストーンズ
ボブ・ディラン
ザ・フー
ヤードバーズ
クリーム
ジミ・ヘンドリックス
エリック・クラプトン
ジェフ・ベック
ジミー・ペイジ
ドアーズ
ジェファーソン・エアプレイン
サンタナ
シカゴ
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとルー・リード
イギー・ポップ&ストゥージス
レッド・ツエッペリン
ディープ・パープル
Tレックス
デイヴィッド・ボウイー
アリス・クーパー
クイーン
キッス
エアロスミス
ヴァン・ヘイレン
セックス・ピストルズ
ラモーンズ
クラッシュ
ブルース・スプリングスティーン
ポリス
エルヴィス・コステロ
モトリー・クルー
ボン・ジョヴィ
U2
マイケル・ジャクソン
などなど大多数なのだ。
でも今のロックの世界はこのロックンロールを「古すぎる」とか「軟弱」というふうにある意味考えている面があるので、ロックンロールとはあまり関係なくなってしまったのかなと思うトコロがあります。
でもクイーン、エアロスミス、ビートルズ、ボン・ジョヴィ、マイケル・ジャクソン、ローリング・ストーンズ、U2、キッス、セックス・ピストルズ、ディープ・パープルなんかを好きで聴く若者だけには是非おまけに聴いて欲しいのだ。
70年代、80年代の頃はふつうの若者の世界の中にもロックンロールはある意味結構取り込まれたり、吸い込まれたりしていたのに.....。
今の時代は変わったのかな。
ブラック・アンド・ホワイト・ナイト
ロイ・オービソンが亡くなる少し前のライヴアルバムで、スプリングスティーン以下豪華なバックの
演奏も、ほぼベストと言える選曲も、何から何まで完璧だ。
ラストナンバーが「オー・プリティウーマン」なんだが、イントロを聴いて涙がでてきた。
老若男女すべてのロックファンにオススメできる、奇跡のような一枚。
音質も良く、値段も手ごろなので是非どうぞ。