シルミド / SILMIDO [DVD]
史実と主役の隊員たちの出自が違うことはこのドラマが巨大な力によって個人の世界が翻弄、圧殺される様を描くことを効果的に描く為の演出だと解釈しています。それが描けてるからこそこれが「韓国限定」では無い普遍性を持ち、さらに史実をモチーフにしているリアリテイが相まって強烈なメッセージを放っている骨太な作品。ハリウッドのような救いは最後までやって来ません。物語が物語だけに男臭い俳優の男臭い演技が充満、失礼ですが韓流イケメンは一人も現れません。でもラスト泣けました。韓流にハマってるオネーサン、オバサン方、必見(しないか、こんなレビューじゃ。)。
Autobiography
ジャケットを見たときは、Hiralyみたいにポップなのかなと思ったが、聴いてみると正統派のガールズロックだった。アルバムを通してノリがよく、友達がよく薦めてきた理由がよく分かった。全体を通してすっと聴けたし、耳に残った感覚も心地よかった。
今までガールズロックを嫌ってきた私だが、これからはもっと聴いてみようと思う。皆さんも、興味があればぜひ^^
テンペスト 上 若夏の巻
琉球王朝の名残は沖縄の至る所で見られ、また現代までもつながるユタの存在などは見聞きしていたものの、実感として分からなかったが、この作品で生き生きと琉球王朝末期の姿を見ることができ、沖縄が身近に感じられるようになった。
作品そのものも、荒唐無稽な荒っぽさ、漫画っぽさを含みつつ、テンポ良く話しが進むのでありえないと思いつつもついつい、話に引き込まれてしまう。
書きたいエピソードをすべて盛り込んだ、ゴージャスなバイキング料理を食べた気分でちょっと胸焼けもしてしまうが、止められない面白さです。
二時間映画では描ききれないが、一年がかりの大河ドラマとか長期にわたる韓流ドラマでならぜひ映像化してもらいたいと思います。
絢爛豪華で知識盛りだくさん、それでいて読みやすくて、値段分のもとが取れる極上のエンターテイメントです。
都合よく物事が進みすぎる点で一点減点。
JSA [DVD]
この映画は韓国映画の評価を、ぐ~んとアップさせました。こんなに感動した映画は10年ぶりかな。何回も観るたびに新発見があります。そしてビョンホンさんの演技のすばらしいこと。何回も観たいと思う映画って、そう無いですよね。それぞれの登場人物になって何回も見ました。ラストの何ともいえぬ悲壮感。でも真の友情の素晴らしさ。自分の意志ではどうにも出来ない立場での、苦しみ。色々なことで、考えさせられました。
存在の詩 和尚 OSHO
和尚の言葉は自分の中にすんなりと入ってくる。
わかりやすい言葉と例え話で語られているからだ。
が、自分の中で信じ込んでいる世界と新しい価値観がぶつかり、自分が引き裂かれそうになり苦しい時もある。受け入れられないことも多かった。また、自分の血となり肉となる部分も多い。自分の中で消化吸収するのに時間がかかる。1年くらいかけてゆっくりと読むといいかもしれません。
この本を読んで宗教や哲学を超えた大きな存在が見えた気がした。