山下久美子 シングルコレクション
まさにベストですね。
最近の曲、と呼べるものが含まれてるかどうかはビミョーですが、
全曲を順に聴いていると、ある瞬間から急に音質が近代的(笑)になることに気づきます。
甲斐バンドがボブクリアマウンテンに出会ったころのように、
日本の音楽技術が急速に進展した瞬間に立ち会うことができ(大げさ?)
なかなか楽しい一枚です♪
どの曲も傑作で、ぜひ所蔵していただきたいですね。
ある愛の詩 (幻冬舎文庫)
山下久美子さんは私にとっては少し年代が上で
あまり深くは知らなかったんですが、布袋さんの本をまず読み
山下さんの本も読んでみたくて手に取りました。
とっても素直な感情が綴られていて、あっと言う間に引き込まれました。
ああ、見たままの明朗活発、天真爛漫な直球の方なんだなぁと
とても好印象を持ちました。
中でもとくに心に残ったのは、やはりギターリスト布袋さんとの出会い〜別れです。
離婚に至るまでの心の揺れ動きが正直にありのまま書かれているようで
胸が痛くなりました。
念願のお子様を出産されても結婚に踏み切らなかったのは
読んでいて私は勝手な意見ですが、、やはり布袋さんへの思いがまだあったから
中途半端な気持ちではと相手(子供の父)を気づかって
楽な方に逃げる事なく、シングルマザーへの道を選んだんではないかなぁと感じました。
そして、離婚後友達のように穏やかに食事や映画を楽しんでる時に
ある思いがあったけど、彼の(布袋さん)の結婚で実現はなくなったって言う感じの
文があるんですが、私が感じたのは、
ジョンレノンと小野ヨーコさんカップルのように
またいつかやり直せたらいいねと言う思いがあったんではないかと
勝手に思いました。
まさに映画のような波乱万丈な山下さんの人生を垣間見させて頂いて
本当に衝撃でもあり感動でもあり、良い一冊に出会えました。
ありがとうございます。
KUMIKO YAMASHITA STOP STOP ROCK'N ROLL “LIVE”1988.12.5 [VHS]
山下久美子さんが休業する前にNKホールで行ったライブのビデオ。CDも出ておりますが、ビデオと若干収録曲が違います。もっとも曲数も少ないですが、10曲収録されています。
ギターに布袋寅泰さん、ベース松井恒松さん、キーボードにホッピー神山さん、ドラムが池畑潤二さんと実にそうそうたる顔ぶれです。山下久美子ファンのみならず、布袋ファンも必携のビデオ。なかなか入手が困難になってきています。ボクもビデオが古くなってきているんでDVDで再発してほしいと思います。が、無理かなー。
山下久美子 ゴールデン☆ベスト-コロムビア・シングルス1980~1988-
デビューから8年目までのシングルとそのカップリングのベスト。
2枚組で全部聴くと、
山下久美子の歌手活動の変遷が
わかるという感じである。
1枚目から、年代順になっているのだが、
やはり、知られているのは
1枚目の「1」とか「11」~「16」あたりであろう。
しかし、それ以外の曲も、
結構入魂投身のような感じのつくりで、
個人的には好きである。
同時発売になって2枚目の6~9や、
アルバム自体もおもしろいつくりであった
2枚目の「10」あたりも良い。
山下久美子というと、昔は「総立ちの久美子」という、
ライブ活動での異名をとっていたが、
私は、むしろそうではない山下久美子も
結構好きで、
女の視点で描いた等身大を
ちょっと背伸びしたような世界が、
とても好きだった。
このベストは、そんな世界も、
ちゃんと入っていてうれしい。