梁石日 商品

梁石日 血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)

こんな人が家族にいたら絶対に嫌だよね。近所にいるだけでも嫌だ。でも、その生き方には何故か引き付けられるものがある。そんな主人公、金俊平の一生を書いた作品。作者の実父がモデルとされているだけあって、小説として誇張されている部分もあるのだろうが、その存在感、リアリティーには圧倒される。物語は1930年頃の大阪から始まる。力で自分の好きなように生きる金俊平。何故か無理やり妻にされてしまった英姫。金俊平に振り回される親友の高信義。金俊平の野放図な生き様と共に、貧しいながらも、互いに助け合いながら生きる在日朝鮮人の生活が書かれる。その助け合いの精神は殺伐とした現代では考えられません。小説の技術としては、視点が定まっていない部分があります。だけど、そんな欠点も気にならない位、この作品には読む者を圧倒する骨太の骨と、熱い血が流れています。凄い作品です。 血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫) 関連情報

梁石日 血と骨 通常版 [DVD]

アウトレイジ、ブラザーが借りれず、パッケージで選んで借りました。有名人が沢山出ていると言う理由で。中盤までは見れましたが、後半からは何か嫌な気分に。特に最後のシーンは今でもトラウマで夢にも出て来ます。盛者必衰って感じで。でも、こう言う映画も有りかなって。ただ自分は2回は見ないかな。 血と骨 通常版 [DVD] 関連情報

梁石日 血と骨 コレクターズ・エディション [DVD]

とにかくビートたけしの荒々しさがスゴイ。でも「超人」ではなくて、こういう荒っぽい人よくいたよね・・という気にもさせます。理屈ではないおっかない人。全ての行動指針が「暴力と金」であるように見えますが、それでも人を愛でるやさしさも持ち合わせています。また一見、野獣のようですが実はしたたかで賢い。現代においても程度は違えどこういうタイプの人は確実にいて、関わりたくないタイプの人間です。意識して本能的な行動をしてくるタイプというか、無茶苦茶に見せている人。でたらめなんですけどそれが許される時代だった、しかしその末路は・・目が離せない波乱の人生です。 血と骨 コレクターズ・エディション [DVD] 関連情報

梁石日 タクシードライバー―最後の叛逆 (幻冬舎アウトロー文庫)

やってくれた。このシリーズは、「狂想曲」も含めれば、全4作ある。僕は、二冊読破して、次に手に取ったのがこの「タクシードライバー最後の叛逆」である。いくら10年タクシードライバーをやっていたからと言っても4冊も書けば、どれかひとつ位イマイチな物もあるんだろうなぁ・・・と、思っていたが、まったくの杞憂であった。骨太で、乾いた文章。ただ、事実だけを淡々と述べる相変わらずの梁 石日節に魅了され、あっという間に読んでしまった。相変わらず、面白い。警察の姑息とも言える道交法違反の実態をこれでもかと言うくらいに断罪している。確かに、これをそのまま体験したら、僕なんかタクシー運転手なんて辞めてしまうかも・・・。官憲という権力にも果敢に挑む梁 石日の反骨精神はなんとも言えず、カッコいい。ただ、飲酒運転に関して寛容な態度示している章があるが、これは・・・、どうなんだろうか?飲酒を禁止されている他国の人達は、荒っぽい運転で事故は、日常茶飯事だという。飲酒と、事故との因果関係は果たしてどこまであるのだろうか?と、梁 石日は疑問を呈しているが、コレに関しては、ちょっと日本人には受け入れずらい考えではないだろうか・・・。僕としては、運転する以上は飲酒は控えてもらいたい。でも、そんなことも含めて楽しく読めた一冊でした。 タクシードライバー―最後の叛逆 (幻冬舎アウトロー文庫) 関連情報

梁石日 夜を賭けて (幻冬舎文庫)

梁石日の作品の中でも好きな作品の一つ。実話を元に、「第三国人」との蔑称を受けながら、したたかに生き抜く在日コリアンの姿。この話と同じテーマでは小松左京の「日本アパッチ族」や、開高健の「日本三文オペラ」があるが、本書はひけをとらない。「日本アパッチ族」を読んだときには、よもやこの話が実際の出来事に由来しているとは思わなかった。「金属を食らう」民族が出てくるので、その喩えも理解できず、「おかしな小説」と思っただけ。「日本三文オペラ」で初めて実際のことと分かり、心底驚いた記憶が鮮明にある。現大阪城の周りにその舞台となった在日コリアン集落が今でも存在します。大阪京橋駅からホテルオークラに向けて歩き(今では立派なOBP=大阪ビジネスパークがあります)、そのまま大阪城にむかうと隣接してその集落があります。川の近くにあります。川も気をつけないと発見出来ません。当時の新聞にも、旧兵器工廠後の「金属窃盗」についての記事が数多く掲載されています。フィールドワークを毎年行っている団体もあるので、参加するのもいいかと思います。集落はよほど気をつけないと発見すらできないので要注意。しかし、当時の在日の人々がいかに命の危険を顧みずに生きていたのを、しみじみ思います。 夜を賭けて (幻冬舎文庫) 関連情報

2011-0112


梁石日 最新動画

予告篇:「血と骨」 キネ旬ベストテン(2004年)2位 監督:崔洋一 脚色:崔洋一 鄭義信 原作:梁石日 出演者: ビートたけし 鈴木京香...




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