僕の彼女とその彼氏~Drop in Ghost~ トワイライトファイルIIIシリーズ [DVD]
映画技術的には、暗転がテンポをぶつぎりするとか問題あると思います。幽霊なのにドアを開けて出入りしたり、石をぶつけられて痛がったり、なんだかなあ、という気がします。しかし愛のむきだしでブレイクした満島ひかりのプロモーションビデオとしてみれば、メイキングが十分あり、インタビューもありでDVDトータルとして十分面白かったです。ツンデレヨーコキャラの原点がここにあります。ジャケ写でわかるように格別短いミニスカ制服が◎です。
アフリカンネイバーズ
著者の中尊寺ゆつこは、言わずと知れた元祖「オヤジギャル」。流行語大賞を受賞し、新聞の一面に時事風刺の連載を持ったりと、サブカルと社会派(?)の間を上手く泳いでた印象のある人です。ちょっと前まではNYに住み、ヒップホップカルチャーにかぶれてたかと思いきや、どうやらもうアメリカには飽きたらしい。というか、欧米のセレブよろしく、アフリカで遊ぶという自称「大人の遊び」を覚えてしまったようです。
旅行といえばアジアンリゾートやハワイ、エステや買い物に興ずるニッポンギャルズをバカにし切った発言も随所にちらほら。そんな発言は否定しないけど自分の基準の押し付けとも受け取れ、正直不快感ありです。しかしそれ以上に、アフリカってこんなに楽しいところで私はこんなにはまっちゃったのよー、とアピールしたがってる印象がとても強い。本人としては「アフリカの魅力を伝えたい」との意図で本を書いたわけではなく、自分が楽しいから「楽しいのよアフリカ!」と純粋に言いたいのです、きっと。
そして愛する地域の現状や問題点を多少なりとも浮き彫りにし、地球の裏側にある東洋の国で、自分なりの可能な方法で提起したいという表れだろうと思われます。
やっぱり英語をしゃべりたい!―英語負け組からの華麗なる脱出法
英語ができない、ということを、何となく「しょうがないな・・・」などとぼんやり思っていた自分にとって、この本は、思いっきり頭を叩かれたような衝撃でした。要は、自分の努力が足りなかった、というだけのことだった、ということを、イヤと言うほど思い知らされました。
中尊寺さんのことは、何となく、外国かぶれの女性かな・・、などと思っていたのですが、彼女がどれほど深く自分のこと、そして日本や日本人のことを考えて真剣に生きてきたのか、この本を読んで初めて知りました。
これから、まだまだ世界で活躍できるはずだったのに、早すぎる他界が本当に惜しまれます。ご冥福をお祈りいたします。