井上靖 商品

井上靖 風林火山 [東宝DVDシネマファンクラブ]

一見すれば、三船プロが隆盛を極めた時期に撮られた作品であろうことが容易にわかる大作で、まずは豪華な出演陣と合戦シーンでのエキストラの多さにに驚く。井上靖の原作にかなり忠実だが、ところどころ映画的な解釈、演出が取り入れられており実に楽しめる。特に、原作には無いコメディー的キャラクターの武平(ぶへい)を演じる緒形拳がとても親しみ易く微笑ましいキャラクターを生き生きと演じており、作品に華を添えている。また、三船の演じる勘介は原作のイメージと違うという意見も有るには有るが、私にしてみれば、初勘介=三船だったので、むしろ他の役者が演じた勘介に違和感を覚える。物語終盤、槍を片手に騎馬で戦場を疾駆する山本勘介の格好良さは三船だからこそ醸し出せたものだと思う。川中島の合戦を描いた映像は幾つかあるが、結局、いろいろな意味で本作が最高傑作と言えるのではないだろうか。レーザーディスクが市場に出回リ始めた頃、本作の2枚組のソフトが発売されたが、そちらは画角を4:3にトリミング収録されたものだったので決して納得の行く品物ではなかった。その点、この製品はワイド収録との事なので、今まで見えなかった部分まで見られることが嬉しい。しかし、すでに時代はHD、4K。新規リマスター化によるブルーレイソフトの発売が待たれる。 風林火山 [東宝DVDシネマファンクラブ] 関連情報

井上靖 pray

♪”!!。 pray 関連情報

井上靖 M.M.M.~シングル・コレクション

女優業では、低い声とゆうか、落ち着いた感じの声なのに、CDになるとガラッと変わります!彼女。なんてゆうのかなぁ。。カワイイ声もキレイな声も出せるってゆうか。曲調も曲のよって全然違うし。聞いてみる価値はあると思います! M.M.M.~シングル・コレクション 関連情報

井上靖 天平の甍 (新潮文庫)

私たちは「命を大切にしろ」って、教わる。でも、「命を大切に使え」とは言われない。昔と違って、交通手段が発達してるし、知りたいことはネットですぐ調べられるようになった。「天平の甍」に描かれた時代では違う。何をするにも命がけでデンジャラス。途方もない年月努力しても、一瞬で失われる不条理が横行してる。もしかしたら「その時代の人はお気の毒」って思う人もいるかもしれない。でも、命を懸けなきゃ何かを得られない分、極めて精密に自分が求めていることに焦点を合わせられる。(ある意味、道を究めるにはいい時代だったのかも?)現代人とは、貪欲の度合いもちがう。命を粗末にしようとは思わない。でも、自分の信じていることにどれくらい真剣になれるか。本当に覚悟はあるか。…高校時代、この本を読んで心に叩きつけられたのはその問いだった気がする。自分のやりたいことが揺らぎやすい現代、自分を叱咤する意味も込めて、ずっと読み返したい本の一冊です。 天平の甍 (新潮文庫) 関連情報

井上靖

主役は「中村嘉葎雄」で、「中村錦之助」の弟。派手な作品の多い兄に対して、この人は地味な作品が多い。「鑑真和上」役の「田村高廣」もほぼ想定内の演技。これも又、上映2時間半、中国ロケの大作であるが、「敦煌」ほどの迫力はない。見覚えのある風景があちこち出てくるので、撮影は蘇州や北京がメインで行われたものと思われる。数晩かけて読んだ原作の記憶はどこかに行ってしまったが、唐の文化を学ぶために唐に渡った若き僧侶が、最初のうちは仏典の翻訳などをしていたが、余りにも膨大な原典の数に、途中からは書写に切り替えてしまう。そして、数十年をかけて書写した写本を日本に持ち帰ろうとするのだが、途中、船は難破して、写本は海の藻屑となって行く。たゆたう海藻と、その中に沈みゆく仏典の数々…。という記憶だけは鮮明に残っている。今回見た映画は、若き留学僧達が「鑑真和上」を日本に招聘しようと苦闘する物語だった。原作もそうだったんだろうか?「平城遷都1300年記念事業」で「復元朱雀門」の見える位置に「遣唐使船」が復原展示されていたが、この映画によれば、あんな船4艘で船団を組み、600人弱の乗員をもって中国大陸を目指したとのこと。4艘まともに行き来できたことはまずないであろう。画面全体に赤茶けた色のかかった映画。劣化によるものではなく、そうしたタッチ?井上靖・歴史大ロマンと題した、映画館で見た。 関連情報




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