フラワー・ポップスシリーズ(9) 幻のビューティー・アイドル Vol.3
フラワー・ポップス・シリーズ第9弾にして、「幻のビューティー・アイドルシリーズ」第3弾。本作では70'sアイドルも含まれる。第2弾で割愛されていた各EPのジャケ写真は本作では一部復活(サンプル盤のものが殆ど)。収録曲は以下の通り:
(1)天地真理:海辺まで10マイル(2)沢田富美子:ノルマリーナ・ミーシャ(Live)(3)水野きみこ:TOMORROW(4)坂上とし恵:キッスのお時間(5)ゆうゆ:25セントの満月(6)松本明子キャラメル・ラブ(7)大滝裕子:恋のウォーミング・アップ(8)渡辺めぐみ:ゴーストバスターズ(9)五十嵐夕紀:エトランゼ(10)森田つぐみ:少女期(11)石川ひとみ:くるみ割り人形(Live)(12)藍美代子:手のひらの秋(13)野中小百合:恋の誕生日(14)つみきみほ:森へ帰ろう(15)牧野アンナ:夏の日のAfter School
これまでのシリーズ作と比較して、収録歌手がかなり重複して来た。楽曲もパッとしないので、ネタ切れの感はどうしても否めない。必聴曲は(4)(7)ぐらいか。
わたしの四季
不遇な歌手というものはいるもので、実力からは考えられない人気で
終わってしまうことがあります。
恐らく『ミカンが実る頃』と『星の子チョビン』だけで知られている
藍美代子の、今の所唯一のフルアルバムがこれです。2曲を除いて、
すべてカバー曲ですが、それらを実にソツなく歌いこなしているのに
驚かされます。声といいテクニックといい、何度でも安心して聞け、
聞けば聞く程良さを感じる本格派。
曲目一覧で判る通り、歌にでてくる情景は、あの頃の風景そのもの。
音質も大変好ましく、アナログ録音の最盛期を偲ばせるもの。
おまけも沢山ついてきて、とても可愛らしい姿です。
どうして売れなかったんだろうなあ…
藍美代子は現在でも可憐な眼をしてステージで歌い続けています。
30年振りの新アルバムも予定されています。
そんな芯の強さもまたこのCDからは聞き取れるでしょう。
フラワー・ポップス・シリーズ(1) フラワー・ホップスvol.1
とにかく買った理由は上記の五十嵐夕紀の「6年たったら」これだけのため。
この曲は実は作詞がユーミンで作曲が筒美京平大先生です!
彼女のCDは全く見かけませんね。
他にも「ワル!」「第一印象」「恋人たちの季節」
「私が選んだあなたです」「えとらんぜ」など多数あるのに。
やはり「ホットリップス」辺りから路線が変わって、
最後は日活作品に出たことで日の目を見ないのでしょうか?
あまりにも勿体無いです…。
他の収録曲は既に持っているか、私には興味のない曲です。
ただ藍美代子の「ミカンが実る頃」もあまり見かけませんし、
野中小百合の「ふたりの竹とんぼ」はお宝かもしれません。
そう考えると「好きよキャプテン」ばかり目立つリリーズの
「水色のときめき」もそれに当てはまるかも?
アグネスラムの「雨あがりのダウンタウン」も良くテレビで見ましたね。
そう言えばこれも今や貴重ですね。
中途半端が功を奏して一般には3.4.5.6.7.10.16あたりが、
マニアにはその他が嬉しい1枚かもしれませんね?