ジーキル博士とハイド氏 (光文社古典新訳文庫)
有名な話なので、どこかで映画か何かの場面をちらっと見たぐらいで、読まなくても知っているつもりでいました。でも、読んでみると予想と違っててすごく面白い。
古い小説で有名なものは、「当時は受けたんだろうけど、今はどこが受けたのかもわからないや」というものもありますが、これは当時の新しさはこの辺にあったのではないかという輝きがまだちゃんと光っています。
ジーキル博士が薬を飲んだ理由も、私が勘違いしていた陳腐な恋愛関係ではなく、良心というものは何者で、どこまで力を発揮するのかという根源的な問題だと思います。
Dr. Jekyll and Mr. Holmesというパロディが読みたくて、予習のつもりで読んだのですが、これだけでも大満足です。薄い割に中身は濃いです。何度も読み返したくなる本です。
オンリー・ラヴ
このCDは2001年頃に発売されて廃盤となっており、ミュージカル・ファンの間で長い間ファン垂涎の幻の1枚と言われてたCDです。大変嬉しい事に全く同じCDが2009年7月に高音質で復刻されてますので是非チェックしてみて下さい。私はその高音質版(SHMCD品質)のCDを購入しました。素晴らしい音質です。このCDが魅力的なのは、よくありがちなオペラ歌手がオペラ的にミュージカル楽曲を歌うのではなく、スミ・ジョーはファルセット(ソプラノの裏声)を封印して、地声のミュージカル唱法で素晴らしい歌唱力を表現しています。フランク・ワイルドホーン作曲の[ジキル&ハイド]からの3曲が秀逸で、この素晴らしい歌唱を聴いてしまうとブロードウエイで実際の舞台にも出演して欲しいとさえ感じてしまいます。シェーンベルク作曲のミス・サイゴン[私はまだ信じています]も素晴らしく、ミュージカル・ファンだけでなく、ミュージカル女優さんにも是非とも聴いてもらいたいCDです♪。全て英語歌唱ですが、聞き取りやすい丁寧な発音で感情移入しやすいです。〜聴いてると元気が出て来ますので、休日に「さあ、明日から仕事だ!」という時にこのCDを聴いて勇気づけてもらっています。高音質版・復刻版CDは期間限定発売かと思います。私は予約で即買いしました!興味の湧いた方は早急にお買いになった方がいいかと思います。
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)
表紙の裏にネタばれしてしまっているのはどうかと思う。
はじめてこの本を読み、内容も全く知らなかったけれど、裏の紹介文を読んでしまったために、読んでいる最中ずっと頭の片隅に結末が浮かんでおり、小説ならではの楽しさが半減してしまった気がする。
また、文章的にも少しくどいというかよみずらいところがあり、飛ばし読みした。
たぶんこの本は、自分の中の善と悪を感じている時に読むとより、印象深い本なのだろうと思う。
将来、自分が自らのうちに潜む善と悪にほんろうさせるとき、またこの本を読み返してみたい。
ジキル&ハイド [DVD]
この作品の焦点はどうしてもジキルとハイドの
一人二役のキャラ分けになってしまうと思います。
その点でマルコヴィッチが非常にいい演技をしています。
周りになんで気付かないの?ってツッコミは無用なくらい。
それぞれの性質を見事に演じ分けた怪演だと思います。
もうちょっとショッキングの言い寄られるシーンを含めスリル感があります。
ジキル&ハイド [DVD]
僕的にはすごくいい映画と思った。
ジュリアロバーツは可愛いし他の俳優もいい感じだしストーリーもいい。さすが有名な話の映画化って感じ。
リーグオブレジェンドに出演(?)しているのでそっちを見る前にこっちを見るといいかも。
でも僕的にはこっちの方が好きなんで、ひょっとすると皆さんもリーグオブレジェンドがつまんなく感じるかも(笑)