シンドラーのリスト
白黒だが全く物足りなさを感じさせない。主人公のシンドラーは全財産が尽きるまで様々な手を使ってユダヤ人をたくさん救ったにもかかわらず、「もっと救えたはずだ。この車を売ればもっと救えたはずだ」という台詞を言うシーンが最高である。そして、ひたすら同じテーマが流れていく悲壮感は、映画を見れば絶対に忘れられない音楽になると思う。
Schindler's List
私が高校一年生のとき、学校の副読本として、この本が配られました。
授業ではやらないけれど、試験に出るから、といわれ、はじめは嫌々ながら読んでいました。和訳本や映画を見たことがなかったので、最初はまったく意味がわからず、何でこんな本を、と思っていましたが、読み進めていくにつれ、どんどんこの本の魅力にひかれていきました。
ナチスドイツによるユダヤ人の迫害。
それに疑問を抱き、ユダヤ人の命を救うために戦うドイツ人、オスカー・シンドラー。
それを支える仲間たち。
戦うといっても、面と向かっていくわけではありません。
巧みに相手を欺き、なんとかユダヤ人を保護しようとするのです。
そのためならお金も惜しまない。
自分が危険にさらされようとかまわない。
シンドラーの、そういった想いの強さに胸を打たれました。
戦争における過酷な状況の中に灯る、ほんの小さな、けれど暖かい、希望の光。
読み終えて、本当に感動しました。涙が止まりませんでした。
今では、とても大好きな本となっています。
この本はPenguin Readersの中でもレベルの一番高いものとなっていますが、高校生以上なら読めないことはないでしょう。現に、私にも読めたのですし。
日本語で読むのもいいですが、原書で読むとなおさら感動すると思います。英語力のアップにもつながりますしね。
ぜひ一度、読んでほしい一冊です。
救出への道―シンドラーのリスト・真実の歴史
「シンドラーのリスト」という映画を覚えているだろうか?
この前手にした本のカバーには、オスカー・シンドラーが語った
「諸君が生き延びることができたのは、私の力ではありません。
諸君を絶滅から救うべく夜も昼もなく働いた君たちの仲間にこそ感謝すべきです。」
という言葉が書かれていた。
この瞬間、この本は私の手元にやってきた。
「救出劇の一部始終を、唯一の生き証人が回想」したこの本はいろいろな事を教えてくれる。
そこには人間の持つ狂気性と意思力との対立がある、そんな気がした。
これは過去の出来事ではなく、今存在する全ての人間が内に持っている両面なのかもしれない。
いろんな意味で1度、手にして欲しい本です。
シンドラーのリスト ― オリジナル・サウンドトラック
映画はご存じのスピルバーグの名作。名作の陰に名曲ありで、このCDもその一つです。ジョン・ウイリアムズは数々のスピルバーグ作品でPOPなクラシックを披露していますが、これだけの哀しみを表現できることに改めて才能を感じました。メインの曲は、パールマンのバイオリンで構成されていて、彼もユダヤ人の一人です。単に技術だけでなく、魂に訴える名演奏です。他にも、追憶というエンディングに使われるはかなくも希望の光がさる心温まる曲や、残虐シーンに流れる子どものコーラス曲やユダヤ人が希望へ向かうヘブライ語のコーラスなど、哀しみ哀愁のテイストあふれる曲が続きます。メインテーマは、一人でじっくり哀しみ浸ったり、見つめ直したりするときにぴったりですし、忘れられ井名曲になること間違いなしです。クラシックのサントラはなかなか買うところまで行かないのですが、これはお勧めです。
シンドラーのリスト スペシャル・エディション [DVD]
壮大な歴史ドラマというべきでしょうか 一人の人間が何千人もの人の命を救ったという
本当に嘘のような話 3時間過ぎの長編で戦争の悲惨さをこれまでかと言うくらいリアル
かつ大胆に描く手法が素晴らしい 唯一のカラーで赤い服を着た少女が出てきたりちょっと
「アンネの日記」を思い出させます 戦争に怯える人の恐怖心も徹底的に描きまた政府の
やっていることのおかしさを描く これぞ戦争映画ー傑作です