
ザ・ブラックベリー・ジャムズ
難病と戦い続けるジェイソン・ベッカーのCACOPHONY時代からの楽曲のギターパートを様々に考案している様子が伺える一枚。楽曲として楽しめる一枚というには少し難があるけれど、彼のギターが好きだった人、彼のようなギターアレンジに興味がある人、そして何より彼の医療費に協力したいと思う人は是非とも手にとっていただきたい一枚。

レッド・ウォリアー [DVD]
世界史に疎い私にとっては、歴史云々という理解よりも、物語がどのようなもので、どのような人間がそこにはあるのか、ということで評価してしまいますが…。
そんな私でも、今回は司馬遼太郎のペルシャの幻術師というタイトルの文庫にあった話を読んでいたので、ある程度、いや僅かながら人種や環境、そして、時代背景を認識していたので、わりとその面についても楽しめました。
独特の世界観や価値観で、西洋のものとは異なる魅力が本作にはあるので、興味本位で見てみるのもいいと思います。
物語や人物設定、そして、配役も私はいいと思います。
お薦めです。

パーペチュアル・バーン(紙ジャケット仕様)
この作品の凄さはAirにつきると思う。この一曲だけで聞く価値があると断言してもよい。
彼がこの曲をどのように演奏していたのか今では知ることができないが、youtubeでかなり
忠実にコピーしている画像を見る限り、非常に高度で複雑な左手の運指を必要とする難曲で
あることが分かる。このアルバムを出した頃まだ17,8歳だったと思うが、末恐ろしい天才性
を発揮していたと思う。レビューの中にALSのお陰で有名になったというのがあるがそのような
ことは決してない。ただ、彼は自ら演奏することによって作曲も向上するタイプ
ではないかとは思う。それは楽器を弾けなくなってからのソロアルバムのボルテージの低さ
からも伺い知ることができる。ほとんど回復の見込みのない病気であることが残念でならない。
今は亡きDrシーゲルのラジオ番組でのレクチャーも聞いたことがあるが実にナイスガイ
(いやその頃はキッズ)だったと思う。