天使の恋 プレミアム・エディション [DVD]
ストーリーは…微妙でした。
なんか、主人公が今までやってきたいろんな非道なことが、恋一つであんなにあっさりと赦されてしまえるんだろうかと、ラストを見ながらひそかに突っ込まずにはいられなかったです。(…最後もご都合展開といいますか)
ただ、谷原章介さんの演技だけはよかったです!!
リオ(佐々木希)と駅で別れた後、微笑んでいた顔が次第に暗く陰っていく表情の動きとか。
「首塚」を見てはしゃぎまくる姿とか。
パンを貪り食べるという生きている事への行為に必死に縋り付きながら、差し迫る死への恐怖に怯える姿などなど…かなり見応えありました☆
さすがベテランな俳優さんですo(^-^)o
でも、本当にそれだけだったかも。
ハンサム★スーツ スペシャル・エディション 初回限定チェンジング仕様 [DVD]
着れば誰でもハンサムになれるという「ハンサムスーツ」を
ブサイクな主人公が使う話。
スーツと言っても全身を覆う着ぐるみになっている。
単純なストーリーだし、展開も予想通りになっていくのだが、
これが非常に面白い。
一番のポイントはキャスティングが素晴らしいところだろう。
ブサイク役の塚地はもちろん、ハンサム役の谷原章介や
その他のに登場人物が、いずれもキャラが立っている。
映像は現実味がない色に加工され、CGも多用されているが、
これも作品の雰囲気によく合っていて、いい味を出している。
映画の中に懐かしい歌やネタが頻出するので
30歳以上ぐらいの人の方がいろいろとわかって、より楽しいだろう。
フジ子・ヘミングの軌跡 [DVD]
初めて観たのはテレビででした。
その後、録画したテープで何度もみました。
どうして同じ物を何度もみるのか・・・。
それは、フジ子・ヘミングさん(菅野美穂さん)を通して、自分を見つめなおすことができるからです。
そこで描かれていたフジ子さんは、天才的才能と幼少からの厳しい訓練で素晴らしい技術を持ちながらも、度重なる苦難に遭遇・・・
その中でも消してピアノを捨てることはなかった。
そして、生きることをあきらめなかった。
その姿を観ていると、
「私は本当に今まで努力してきたんだろうか」
「私はいろんなものを中途半端に投げ、逃げているだけではないのか」
ということに気づかされました。
そして、再び、「誰のためでもなく、私自身のためにもう一度やり直そう」という気持ちを思い起こさせてくれたのです。
また、菅野美穂さん、十朱幸代さんの演技には、「演技」という言葉よりも
「ご本人がおりてきている」というような表現が当てはまるような気がしました。
感じ方は人それぞれですが、これをみて何も感じない方はいないんじゃないかと思います。もしかすると「つらい・・・」と感じられるかもしれませんが、そこから得られるものもきっとあるのではないでしょうか?
私は永久保存版としてこのDVDをこれからも何度も観ることでしょう。
そして、その度に新しい「何か」に気づかされることだろうと思います。
さよならは 言わない
オフコースで「さよなら」を発表してから30年。
還暦を過ぎた小田氏の今作のタイトルは「さよならは 言わない」。
言ってることがまるっきり違うじゃないか!!とひとりツッコミしました。
長く人生を歩んできた方が優しく歌いあげるバラードは、「さよなら」で歌った<過去との決別>ではなく、重ねてきた日々に対する本人の今の心情、そして率直な感情なのだろう。
いい曲だと思います。