よくわかる薬理学の基本としくみ (図解入門 メディカルサイエンスシリーズ)
病気で入院したさいに、なんでこんな病気になるのか?
今、もらって飲んでいる薬はどの様な物なのか? を知りたくて購入しました。
内容は、単なる薬の種類と効き目の羅列みたいのではなく、病気、症状はどうして起こるのか、薬はどう作用するのかを図解入りで身近な事をたとえにしながら書かれているので、分かりやすかったです。発熱や下痢、咳にもそれなりの理由がある事が分かりました。
ただ、時々出てくる化学式は理解出来ず・・・・。
いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ 第1巻 まずは統計アレルギーを克服しよう! (Dr.あさいのこっそりマスターシリーズ)
Lancetなどを読むうえでどうしても統計を勉強する必要が出てきたため、初心者に適切な本を探していたところこの本に出会いました。
信頼区間、P値、標準偏差・・・
一体何のためにこんなものが存在するのか、という「なぜ?」を実用という視点から簡潔かつ的確に解説している点が実に素晴らしいと思いました。
医療統計と聞いただけで拒絶反応が出るような方も、最初にこの本に出会っていたらそこまで症状がこじれることもなかったのでは?とさえ感じられました。最初は160ページで3000円は少し高いような気もしましたが、結果的には十分納得のいく値段だと思いました。
今あるガンが消えていく食事 (ビタミン文庫)
外科医でありながら、ゲルソン、マクロビ、ナチュラルハイジーン等いくつもの食事療法を取り入れ、免疫を上げながら西洋医学的治療も併用する方法で、患者のQOLを上げ、延命効果も上げている臨床例をまとめた本。
カラーの5日間レシピや、前半に記載の食事を取り続けるのは難しそうだが、後半の患者手記を読めば、そう難しい食事ではないように思え、実践に自信がつくのではないか。
大雑把に言えば、抗活性酸素酵素を取り入れた食事なのだが、牛乳や卵のトレーサビリティを勧めるのは、その製品入手が簡単ではないのと、多くの加工食品にも原材料として含まれている為、厳密すぎるのではないかとも感じた。
また、新谷弘実医師は全ての乳製品が腸相を悪くすると、『乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか 』では、妊娠牛の牛乳が乳癌・前立腺癌のリスクを上げると、亜麻仁油・シソ油等も製品の状態で既に酸化しているので、油脂はナッツ等木の実から直接摂れとローフードの本では書かれているが、それらは加味されておらず(まさか知らぬわけではないだろうから、臨床例がとれずに無視したのか?)、決定版と言えない部分があったので減点したが、患者でなくとも乱れた食生活を送っている人は、本書の指導で体調が良くなるだろう。