Hi-Ka-Ri
このアルバムが発売されてから、少し落ち込んだりした時などには、収録曲の「Sunday」を聞くことにしています。久川さんのふんわりした優しいボーカルとそれに見事にマッチした楽曲、そして暖かい歌詞。聞き終えた後、明日から頑張ろう、という気持ちにさせてくれる、大切なビタミン剤です。貴方もおひとついかがでしょうか?
カード・オブ・デスティニー ~光と闇の統合者~
創造女神ロアフィーナの名の下、数百年にわたり繁栄してきたロアーナ教国。
その平和は、破壊神ヴォルスタットを崇める新興国家ヴォルドにより打ち砕かれた。
両国軍が大河を挟んで睨み合う中、ロアーナの新任騎士アス・リジェルドとその義妹ルフィーナは、運命のいたずらと巨大な陰謀に翻弄される…。
18禁PCゲームからの移植作品だけあって、敵味方とも美麗なおにゃのこが多数出てきます。
アドベンチャーパートでヒロインたちとの仲を深めつつ情報を集め、
RPGパートで3Dダンジョンに挑んで物語を進めていくのが基本的な流れです。
ゲーム部分での特徴は、あまねく精霊たちの力が込められたカード【ガーディア】を使っての戦闘。これが一般的なRPGの魔法に当たります。
中にはシナリオ上の重大な鍵を握っているものがあり(プロローグで手に入る「ミルカ」など)、まさにゲームタイトルの通り『運命のカード』となります。
シナリオは見た目と違って、ハードで重厚(まあ、ギャルゲーなので一部間の抜けた会話もありますが)。
若き女王ユリシア、誰からも慕われる騎士団長サージェスなど、主要キャラにはほぼ例外なく隠された一面があり、戦争の中で複雑に絡み合う人間模様がドラマを作り出します。
長い戦いの末にヴォルド国王を討ち、平和を取り戻しても、その先にさらなる展開が…。
ギャルゲー要素の中核を成すキャラ絵は、瞳の表現やフェイスラインの造形にちょっとクセがあり、見慣れるまで少し時間がかかる人もいるかも。でも綺麗なのは確かです。
それと声優が猛烈に豪華。久川綾(ミルカ)、国府田マリ子(ルフィーナ)、草尾毅(サージェス)など、大物をためらうことなく投入しています。
月と太陽のめぐり
トワイライトジェミニの秘密のヒロインのララが唄う二曲!
挿入歌の「遥かな風」、エンディングテーマの「月と太陽のめぐり」は両曲ともストーリーにとてもマッチしている素敵な曲です!
私はトワイライトジェミニの秘密という作品もルパン三世テレビスペシャル作品の中で三本の指に入るほど大好きなのですが、やはり魅力の一つは久川さんの歌声です!
素敵な歌を是非CDで(^O^)
久川綾 ゴールデン☆ベスト
ゴールデン☆ベスト・シリーズに久川さんがまさかの登場。
バップもずいぶんと思い切ったことをしたものです。
待望のオールタイム・ベストなのはいいのですけど、
ゴールデン☆ベストの冠だとなんだかすっかり「過去の人」扱いされているようで
一抹の寂しさも覚えます。
シングル曲を中心とした内容でベスト盤としては無難にまとまっていますが
「これはこれでありかななんて...」が入っていないのは残念。
シングル曲はコンプリートしてもらいたかったですね。
またベスト盤の宿命として売れ線の曲ばかりが収録されているので、
オリジナルアルバムではちょこちょこ見られたような
頓知の効いた遊び心がちょっと薄まってしまったのが物足りなくはあります。
でもまぁ、このラインナップでもその片鱗はしっかりとうかがえるでしょうけれども。
難点はパッケージ。
ゴールデン☆ベスト・シリーズ共通の仕様なのでしょうか
写真はジャケットのみ、歌詞カードも最低限の記述しかなく
各曲の初出CDの表記もスタッフクレジットもありません。
オリジナルアルバムはどれもパッケージが凝っていただけに
このワゴン売りハーフオフィシャルCD的な安っぽさ、
手に取った時の軽さにはいささかガッカリさせられました。
それとこのベスト盤の評価には直接関係ないですが、
傑作揃いのオリジナルアルバムがどれも生産終了で入手困難になってるのは問題ですね、バップさん。
しかもこのAmazonではアーティスト名が全部「ケルベロス」にすりかわってますし...
誰だ、こんなイタズラしたの(笑)。