権力の驕りに抗して―私の履歴書
この本は、フルブライト氏の「私の履歴書」(←外国人では初!)をまとめたもので、
氏の人生を、走馬灯のように追うことができます。
登場人物も、ケネディ、ニクソン、フルシチョフ、ゴルバチョフなど、
馴染みのある人たちばかりで、とても取っ付きやすく熱中して読めます。
フルブライト氏は、フルブライト留学生制度の「生みの親」として有名ですが、
それは、ローズ奨学生としてイギリスに留学した経験、
つまり、他国の言語・文化・歴史を理解し、その国の人間性に触れることが、
世界の平和につながるという考えが基礎となっています。
また、氏は、マッカーシズムと対決し、ベトナム反戦を貫き、
そして、国際連合の発案者でもあります。
この本を読むと、
「勝てば官軍って、何?」
「戦後の新秩序って、何?」って思わずにいられません。。。
私は、世界中の人たちに、この本を読んでいただきたい本です。
一人でも多くの人に。
「良心」の意味を知るために。
ワリカンにする日本人 オゴリが普通の韓国人 (角川ソフィア文庫)
ごく普通レベルの似て非なる韓国人日本人比較。
なぜ、そうなったかの深き考察はないが、
誤解をまねくところもない正しき書である。
これで十分である。
鷲の驕り (ノン・ポシェット)
この著者の前著、龍の契りが面白く、この本にも手を伸ばした。舞台は前作と同じく世界を股にかける話しで一気に読んでしまった。感心するのはDetailの部分に無理がなく、奥行きの深さを感じさせるところ、又、ストーりーの面白さか。純粋に面白く、仕掛けもいろいろです。