劇場版 機動戦士ガンダムOO ―A wakening of the Trailblazer― COMPLETE EDITION【初回限定生産】 [Blu-ray]
ガンダムという言葉に導かれた少年期を経て、やがてはガンダムとなることで
世界を導こうとした青年―――刹那の物語はこれで幕を閉じます。
”人の革新”をテーマに様々な物語がつむがれてきたガンダム。
旧来の宇宙世紀ガンダムでは、それを成す存在として数々の”ニュータイプ”たちが
描かれてきました。ただそれは超能力者や超人といった、物理的に進化した人類を
指した言葉ではなく、あくまで”心の在り様”のステップアップ先に思いをはせた
ひどく概念的なものでした。
だからこそ様々な解釈や矛盾、争いの火種となったわけで、そんなもどかしさに
リアルを感じた方も多いかと思います。
それに対し、宇宙世紀以外の世界を描いた”アナザー”では、もっと直接的かつ
ドラスティックに世界が変わる様が描かれるのが面白いですね。
このダブルオーも、”人の革新”の担い手を”イノベイター”という名の超人に。
”人の革新”を脳量子波を使うことで物理的な交感を果たす世界へのパラダイムシフトと
することで独自の物語を描き出していました。
人気シリーズなだけに賛否両論はあるかと思いますが、終わり良ければ全て良し。
一シリーズという短い尺の中で、重要な伏線や謎が何も明かされず尻切れトンボで
終わったりせず、登場人物たち全てに決着をつける最高の”アナザー”だったと
個人的には思います。
ただ一点だけ残念に思うのは、これでダブルオーの世界が終わってしまうことです。
太陽炉やイノベイターなど、素晴らしい設定の数々が、結局は”異聞”で終わってしまおうとは…。
個人的には”わかりあうことの大切さ”を知り、”わかりあう手段”を手に入れた
人類が、”わかりあったとしても、それを受け入れることの難しさ”に挑むステージへ
進んで欲しかったところです。
もはや語りつくされた感のある宇宙世紀に代わる、新しいガンダムのスタンダードに
なって欲しかったのになぁと思うのは、私だけでしょうかね(^^;
HG 1/144 GNY-001 ガンダムアストレア (機動戦士ガンダム00)
ガンダムアストレアはデザインがプロト機っぽくて良い。
組織の性質上目立つように造られたエクシアと比べて肩や角などのデザイン的な出っ張りは少なく、グラビカルアンテナやダクトなどの機能的な部分は大きく、サーベルラックが動かなくて邪魔な位置にあったり、(今は)使わないハードポイントがあったりと試作機らしさが個人的ツボ。
しかし先に発売したタイプFに比べて武装が少なく、新装備がバックパックだけ(エクシアの色違いなだけ)と何故こっちを先に出さなかったのか疑問な内容。
しかしながら別売りキットと組み合わせが楽しめます。もちろんタイプFの全武装が装備できることに加え、アヴァランチエクシアのバックパックを移植すればさらにエクシアの全武装をマウントした全盛りが可能。またコーン型GNドライヴに交換すればGNアームズともドッキング可能と非常にプレイバリューが高いキットになっています。
次は第二世代ガンダムの残り三機を出して欲しい。アブルホールにキュリオスのテールユニットとか付けばいいなぁ。
さらに出来れば第三世代試作ガンダム、ラジエル、アルテミー、ヴァーチェフィジカルも出して欲しい。ラジエルはアストレアと同じく以前付録化したキットだし、あとの二機は旧キットを流用できるから
機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ
ショボいキャラゲーかなと思いながらも買ってみましたが、なかなかに良い出来です。因みに難易度は3段階から選択出来ます。
操作感覚は前作のDS版に似ていますが、爽快感は全くの別物。
チャージ攻撃や00モードは大きく改善されており、群がる敵を一網打尽に出来る性能に変化しています。
また、00モードの成績によって最後に発動するアクションアニメの演出や威力が変わる、特定の条件を満たすと共闘機体とのコンビネーションに変化するなど細かい工夫もされています。
対戦やマイスターモードではかなりの機体数が使用可能でスローネ各機からティエレンまでコアなものまで参入しています。
ストーリーも徹底した追従ぶりで、原作を知らない人でも00の世界を楽しめると思います。
00好きなら更に☆+1してもいいかもしれません。
劇場版 機動戦士ガンダムOO ―A wakening of the Trailblazer― [Blu-ray]
自分はこの作品見終わった瞬間にレビュー書いてたら評価★5では無かった。しばらく考える時間がいると思った。このガンダム作品の目的は敵の殲滅では無く戦いを終わらせること。それはOOファーストシーズンからぶれることはなくああゆう終わり方になったと今は思える。敵の殲滅で終わらせたいならダブルオーライザーの火力強化型になるはず。しかし刹那の望んだ機体発展はそれとは逆の機体。そして今作品の人類の敵との戦いを終らせられる唯一の機体だった。歴代ガンダムの中であの戦いを止められるものは無いと思う。防衛戦は他の機体が命がけでやってたし。自分はグラハムの戦いぶりに一瞬だがヒザがふるえた。劇場で見るチャンスがあれば見るべき。迫力抜群。自分は何回でも見たいからソフト買います。あとミーナ・カーマインのあのシーンは一時停止決定。それぞれのキャラが今はできる精一杯のことをやっていたし。これも新たなガンダムの完結編と思える作品です。
機動戦士ガンダム00 1 [DVD]
まず私はファースト世代で、SEED派に対して宇宙世紀派と呼ばれる側の人間です。
そのような私でもこれは面白い作品と言えます。
もともと、ガンダムが「宇宙世紀」、「SEED」と2つのファン層に拡大されたのに続いて、3つ目の新しいファン層を確立したい思惑・背景からこの作品は作られています。今までのガンダムを求めて視聴することには無理があります。
(「宇宙世紀」ではユニコーンが、「SEED」では映画化が用意されています。)
「宇宙世紀」が人間ドラマを、「SEED」がキャラクター性を重視したものならば、「00」はドキュメンタリー性を重視したものかもしれません。
過去の作品と同じものを求める方は視聴をお勧めしません。
視聴者は作品の中に入り込むのではなく、あくまで外からの視聴者として位置付けられます。
その辺が不満をもたれる理由かもしれません。
作品の内容ですが、1巻ではまだまだ何もわかりません。
強力な兵器を持ったソレスタルビーイングという私設武装組織が、武力による戦争根絶を宣言し、実行していく。それぐらいの導入で終わります。
この矛盾に満ちた行動はいったいなんなのか、世界はどう動くのか。作品を見て気になった方は続きを視聴することをお勧めします。
自分は最後までこの作品を見届けたくなりました。
期待も込めて星5つを。