ロミオとジュリエット [DVD]
初めて映画を見て、レナータ・ホワイティングとオリビア・ハッシーの美しさに息を呑み、ニノ・ロータの音楽の音楽に夢中になりました。当時、ピアノピース、写真集、サウンドトラックも全編せりふ収録したもの、日本のサントラ(一部せりふ入り)、アメリカ版のサントラ(音楽のみ)と買い捲った思い出があります。そういう意味で映画のDVDは特別の思いがあります。
改めて見るとゼッフィレリがオペラ監督だったこともあり、映像の美しさは今でも圧巻です。この作品以前のロミオとジュリエットは役者が若くて20代であったので、15歳と17歳の二人は世界的に驚きと絶賛をもって迎えられたことを覚えています。2人が恋に落ちて、オリビアの母親の反対で結ばれなかったのですが、もし結婚していたら・・・と考えてしまいます。
しかし、2人にとってもゼッフィレリ監督、ニノ・ロータにとってもベストの作品だと思います。
アイコノクラスト
ここ数作、良い曲も有りましたが、何となく ??? だったシンフォ-X。
シングル寄せ集め集的印象の、軽く希薄なアルバムを連発していたように思いますが、今作ではやっと、このバンドらしさ、
つまりは、ヘヴィでテクニカル、展開の妙に加えクラシカルな雰囲気も戻り、このバンド本来の姿に戻りました。
楽曲は全て分かり易く、難解さは全く有りません。にも拘わらず聴くほどに味わいを増し、様々な発見をさせられます。
それだけ楽曲のクォリティが高いと言う事でしょう。
このバンドの初期や、ADAGIO の初期などをも想起させてくれます。
良い意味で懐かしさと新しさが混在したサウンドと言えますね。
ロメオも、ここ数作の中では一番素晴らしい演奏をしていますし、キーボードを前面に押し出す曲も復活。
老いてしまった感のあるDTに比べ、シンフォ−Xは若返りました。
このバンドなら、こういう演奏が聴きたかった!。真にこの作品は、そう言えるアルバムです。
残念な事は、2枚組-1時間20分強の最後の方が、ややダレてしまった事。
でも、価格が安いので全く問題には成りません。
皇家戦士 デジタル・リマスター [DVD]
「皇家戦士(こうかせんし)」は劇場で観て気に入りビデオも買いました。
主演のミッシェル・キングにとっては女性刑事アクション第2弾であり、
真田広之サンにとっては「龍の忍者」('82)以来の海外進出第2弾です。
香港での公開は1986年ですが、日本では1988年まで待たされました。
ミッシェルが本作のプロデューサーであるディクソン・プーン氏と結婚し
女優を引退したのも'88年の事なので公開タイミングは微妙でしたね。
香港映画としては超大作でミッシェルの美しさはこの時(23歳)が最高です。
日本ロケでの華麗な竹刀アクション、クライマックスの激闘は鳥肌モノで
バレエ経験があるだけだった元ミス・マレーシアがここまでやるかと…。
時期的に1985年のジャッキー・チェン監督・主演作「ポリス・ストーリー」
(離婚後、1992年の「ポリス・ストーリー3」で女優復帰する事になる)や
ジェームズ・キャメロン監督作「ターミネーター」('84)などの影響が見られ、
ロメオ・ディアズ作曲のメインテーマは「ブレードランナー」('82)っぽい感じ。
日本公開版は英語ベースで日本語部分は真田サン本人の声が聞けましたが、
このDVDは広東語ベースの香港公開版なので真田サンの声は聞けません。
(オール日本語のTV放映版では真田サンが全てアフレコし直していました。)
しかし、映像的には公開版にあったサブリミナル効果を狙った宣伝画像や
それを除去したと思われるコマ飛びがなく、ある意味“完全版”と言えます。
海外向けの“IN THE LINE OF DUTY”シリーズとしては本作が第1弾で、
前作「レディ・ハード/香港大捜査線」(皇家師姐)は第2弾扱いとなります。
ギター・チャプター/マイケル・ロメオ [VHS]
個人的に、Symphony Xの音楽自体は興味が持てませんでしたが、マイケル・ロメオの演奏には唖然とさせられました。
「正確でクリーンな早弾き」という点では、世界の最高峰に位置するのではないでしょうか。技術的な点だけで言えば、現在のイングヴェイを遥かに凌いでいます。
限りなくクリーンに近い音質で全てを弾いているのも、印象的です。
ごまかしの一切無い、正確無比なプレイに自身が有るのでしょう。
ネオ・クラシカルのプレーヤーとしては、レガート系のフレーズを多用するのが少し変わっている点です。
唯一の問題点は、ハイレベル過ぎて自分の演奏に取り込めない点でした・・。
ロミオとジュリエット [DVD]
オリビア・ハッセーといえば映画「ロミオとジュリエット」。美少女ってこの人のためにあるんだな・・・という感じです。テーマ曲も名曲。数々ある映画「ロミオとジュリエット」の中でダントツの人気なのも頷けます。