不良化粧品一覧―資生堂よ、反論せよ (三一新書 (904))
30年以上も前の本ですが内容は化粧品に詳しい友人に聞いたことがあります。本が売れなくて書店業界も電子書籍の出現で頭を悩ませているという時代にこんなにも重版を重ねる【売れる書籍】を書店に並べられてないという現実は薄気味悪いですね。平積みにすれば売れまくるだろうに…。手書きポップなんかを付けて。書店員なのに書店で手に入らないからネットで購入致しました('A`;) 内容は30年以上前に書かれたものなのに今この現代に当てはまることが多くて驚愕しました。林真理子のコスメティックという小説にも美容業界の化粧品の原価に触れていましたがうーん…('Д`;)高いお金をだして買うのがアホらしくなりました。内容も驚愕ですが現実に人の手に渡りにくくなっている現実を考えると…そちらの真実にも驚愕致しました。情報を買い占めて流通を制御したつもりでも余計に真実を知りたくなるのは人の真理だろうに。
Bon Appetit!
この夫妻のコラボレーションはもはやPOPSの範疇を越え、芸術的な域にある
とさえ思える充実振り。いくつになっても若々しさを失わず、その一方
で段々と深みを増して、今を生きる人々の心の機微を理解し、受け止め
励ましてくれる、そんな大切な"大人のミュージシャン"になられました。
個人的には「ドリームシーカー」に思い入れが強いです。
主題歌等で聴いたことのある作品が多いですが、それをこうしてアルバム
として並べて聴くと、改めて山下達郎さんの引き出しの多さとまりやさん
の歌の説得力みたいなものに感じ入ってしまいます。
ハゲタカ2(上) (講談社文庫)
日本を救う理想のハゲタカならぬゴールデンイーグルが、銭の力で人助けを行なった『ハゲタカ』に引き続き、またも前作の登場人物と対峙し、日本支配層として君臨してきた巨大な闇に立ち向かう。 上では伏線が殆どだが、期待を裏切らない面白さで読者に迫る。
8EIGHT8 (初回盤)(DVD付)
木村カエラ6枚目のアルバム「8EIGHT8」。ファーストのような瑞々しさと疾走感、ベストのような豪華さと多彩さ、そして全楽曲を渡邊忍が手掛けるという統一感も兼ね備えた大傑作である。
シングルやタイアップ曲も多いが、前作のようなゴテッとした感じはなく、抑えるべきところは抑えられていて聴きやすい。全体的にサウンドはシャープな印象だ。また、後半にハードな「喜怒哀楽plus愛」や「deep beep」を並べたり、「orange」のようなポジティブな楽曲を置いたりと、エンディングまでダレさせない構成もグッド。
歌詞の方も様々な想いが描かれていて、色んな感情を揺さぶられる。そんな中で特に気になるのが、音楽の持つ純粋な力を、幾つかの楽曲から感じられることだ。歌手としても人間としても経験を積んだ木村カエラが、再び音楽と向き合い、表現すべきことを取り戻したかのようにも思える。
例えばタイトル曲「8EIGHT8」はクモの歌だが、主人公を音楽にも置き換えられる。人知れず誰かの力となるも、いずれは消費される音楽そのものの悲哀と慈愛。さらに、時代のアイコンとも称されるカエラ自身のシンガーとしての覚悟さえも伺える。そんな曲の後に無垢な応援歌「Ring a Ding Dong」なんて、笑顔で泣けてきてしまう。
多面的な魅力があり、木村カエラの個性と芯の強さも改めて提示したような痛快な作品。これまでのどのアルバムよりも洗練されながら、それでいて全てのアルバムのピースを持ち寄って作られたような無敵さがある。新たなスタンダードと呼ぶに相応しい名盤だ。必聴を推奨する。