数多
まず最初に、私が笹川さんの楽曲すべてを聞いたわけでもなく、コアなファンであるわけでもなく、ただ「数多」に関しての感想だけ述べていることをお断りしておきます。
全体的に言えば、ぶっちゃけ、イメージ変わりました。
前々から笹川さんは、スケールの大きい歌を歌う人だなあとは思っていたんですが、サウンドも結構力強いんだなあと感じました。
(ドラムが効いてるからなのかな?)
例を挙げれば、「ごとく」「先」などのいわゆるアルバム曲です。
シングル曲だったものもどれもきれいで、聴いていて心地よいです。
もともと「金木犀」というシングルをきっかけにちゃんとCDを聴こうと思ったのですが、歌詞が情熱的なところがツボです!
女性ならうなずけるところも多いはず・・・。
もちろん、一人称が「僕」になっている曲もあるので、男性にもおススメです。
星4つの理由は、もっと全然違うタイプの歌があってもよかったかなあと思ったからです。
とにもかくにも、これからに期待・・・ですね(^^)
事実 (CCCD)
“個性” を確立している歌い手。
和、中 といった アジアンテイストを感じる曲調は、確かに聴く人を選ぶだろう。
しかし、それが苦手でなければ、聴いておいて損はないアーティストだ。
今まで発表されているAlbumは2枚あるが、初めて 彼女の歌に触れるのであれば、まずは こちらの1stをオススメする。
アップポップ から、スローバラード まで、幅広いラインナップで楽しませてくれる 非常にバランスのとれた快作だ。
デビュー作の『笑』は、一聴 しただけで 頭に灼きつく強烈なインパクトがある。
CM-songだったため、今までに聴いたことがあると感じる人も多いだろう。
この曲に負けない力強さが、この一枚には溢れている。
中でも 珠玉の一曲は、Track 10 『尽くす』
この歌の存在感は、驚異的だ。
先に何が待っているか、頭は警告を与え続けているに、どうにもならない感情。
私を止められず、そして止まらない姿を客観的に眺めて楽しんでいる もう一人の私がいる。
全てを悟った先の 冷酷な最後の1フレーズ が心を抉る。
そのあとに続く、『ならば』 『ただただ』 も含めて、
ラスト3曲がいっきに、彼女の心が描くままの世界に誘ってくれる。
自虐的な詩 … 一面を見ると そうかもしれない。
自己犠牲に酔いしれてるだけ … それは、たぶん正しい見方なのだろう。
でも … こんなに壊れられるほど、誰かを愛することができる。
その一時を目指して、私達は歩くのではないだろうか。
アルバムを聴き終えて、ジャケットを見ると。
そこに咲く一輪の花は、いっそう誇らしげに輝いてみえる。
別冊映画秘宝 ゾンビ映画大マガジン (洋泉社MOOK)
映画秘宝を愛読し色々な意味でマニアックな映画をこよなく愛するボンクラ(私)は、この本の発売
も楽しみにしておりました。
前作にあたる「ゾンビ映画大事典」はちょっとした電話帳のような厚さがあり内容、情報量共に圧倒
されましたが、今回もその著者の伊東 美和さん(ゾンビ映画研究の第一人者と呼ばせて頂きます)
が大幅に関与しているとの事でしたので勝手に期待度MAX!!!
先程読み終えましたが、今作も前作に迫る情報量で読み応えがあり大変満足しております。
日本公開もされ当然鑑賞済みのメジャー作(「バイオ〜シリーズ」や「28週後・・」等)は勿論の事、
レンタル店でジャケを手に取りこれはどうなの・・・?と思い借りるかどうか思案した怪しい?一品、
果ては見た事も聞いた事も無いような輸入版まで網羅されておりそれらをちょっと観たような気に
させてくれます(今回も借りて地雷を踏まない為のガイドとして役立ちそうです)。
ただ今回は若干気になったところもありましたので少しだけ・・
まず各作品の紹介について大半の評価には納得?しておりますが、一部何故あなたが評価する?
的な方がチラホラ・・(コメントの内容もちょっと)。
また作品によっては「予告編で見る限りでは・・」とか「観た人の評判は・・」等、あれ?この人はまだ
観てないのかな・・と思わせるコメントもありやはり作品を紹介する以上は鑑賞した上で掲載して欲し
かったです(勿論マイナー過ぎて入手しにくかったのかもしれませんが)。
あと細かい事になりますが、日本発売されている商品の詳細に発売メーカーの表記が一部抜けて
いたり(これ私は結構参考になるんです)年度別に違うゾンビのイラストが毎ページ載っておりますが、
これって毎ページ必要?(だったらこれを省いてその映画のパッケージ写真をもっと的確な箇所に
掲載してもらった方が有難かったかな)と思ってしまったり・・・。
でもそれらは(多分)些細な事で全体的には十分納得の星5つです。
今回の本が発売されるまでに時代は変わり映画は勿論、ゲームや漫画にまでゾンビが大人気で
すっかりキッチュな?存在になってしまったような気もしますが、個人的にはコメディ的なものでは
なく身震いするような恐ろしくてエグい?ゾンビ映画がまた観られることを期待して・・・