パイプの本 (1971年)
パイプの歴史が図と共に語られていて非常に参考になります。一部現代からみると差別的な表現が見られますが、本書が書かれた年代を考えると仕方ないでしょう。
意外にも、ダンヒルに関しての記述はありませんのでそれを求める場合には役に立ちません。
Here's Where I Belong: Best of the Dunhill Years
フォークロック〜ソフト・ロックファンにとって非常に馴染み深いP.F.スローンだが、彼のダンヒル時代の録音を集めたCDは、調べてみたら90年代に「One Way」というレーベルから出て以来15年ぶりのリリースになるのだという。
そんな訳で多くの音楽ファンにとって待望の再登場であるこのコンピは、1965年の「Songs of Our Times」と66年の「Twelve More Time」のアルバム2枚に、シングル音源何曲かが追加された殆どコンプリート・レコーディングスといっていい内容。その後出されたデモ録音集やアトランティック時代のアルバムもそれなりにいいが、やはりこれを持っていないと意味がない、といえる納得の1枚。日本で特に人気の高い「From A Distance(孤独の世界)」などの代表曲が手軽に聴けるのが有難いばかりでなく、当時アルバム・トラックとして収録されていた彼が囁くように歌うナンバーが実は非常に魅力的だったりと、また新たなよさに気づかされる。
「最良のフォークロック集」といっても過言ではないこのCDは、今後スタンダードとして新旧の音楽ファンに長く愛されていくことになるだろう。彼はその後アーティストとして認められたいという野心に駆られてソングライター契約を結んでいたダンヒルから離籍してしまい、長い苦難の道を歩むことになるが、そこら辺は熱心なマニアのみ気にすればいいこと。ひとまずはこのCDの心地よさに浸っていただきたい。
dunhill(ダンヒル) 長財布 サイドカー FP1010E 並行輸入品
落ち着いた大人の男性用財布が欲しい人にはいいと思う。
ダンヒルは比較的落ち着いたデザインが多いが、
サイドカーラインはその中でもシンプルでパッと見はどこのブランド品かわからない。
でも、色合いや皮の質感に非常に高級感があり、縫製もしっかりしている。
皮が柔らかすぎず硬すぎずちょうどいいので、
お札を入れてても折れ曲がることなく、新札のような角が立った状態で保存でき、
取り出す時もサッと取り出せてスマートに見えます。
カード入れも10ポケットあり、全部入れてもパンパンに膨らむようなことはなかった。
買って良かったと思える製品でした。
Joy to the World: A Victorian Christmas
ハートダイカットされたカバーから、素敵なヴィクトリアン・クリスマスが始まる。上質なページをめくると、そこにはアンティークなカードやジュエリーをちりばめた宝石箱のよう。眺めているだけでもリッチで幸せな気分になれる。内容はクリスマスについてのアンソロジー。ヴィクトリア朝時代の人々の考え方や開拓時代のアメリカの頃のクリスマスについてもわかりやすく書いている。この時代のオールアバウト・クリスマス。
たばこ紳士 (1967年)
この本の著者アルフレッド・H・ダンヒルは、1928年に父の跡を継いで、ダンヒル商会の三代目当主となった人物である。本書は1954年に出版された喫煙具の解説書だが、父が1924年に著した「パイプの本」と並び、喫煙者のバイブルとされている書物である。前掲書から30年を経て発表されたこの本は、ダンヒルの喫煙具の製造法および煙草についての詳細な記述が目を引くが、父ダンヒルのやや晦渋な文章に比べてかなり判り易い内容となっている。出版からほぼ10年後、作曲家の團伊玖磨が、英国留学の際に語学習得のために本書を日本語訳したのが、本書がわが国に登場するきっかけとなった。日本語版は1967年、当時氏が「パイプのけむり」を連載していた朝日新聞社から出版された。装幀を手がけたのは若き真鍋博、ダンヒルのパイプの写真を使ったこのカバーは今観ても素晴らしい出来映えである。内容もほとんど古びていないが、絶版になって多くの年月が過ぎた。しかし世界的に嫌煙運動が推進されている現在ではやむを得ないであろう。