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北欧ダーク・サイドの開祖、MERCYFUL FATEの99年発表の9作目。
この頃、METALLICAがこのバンドの曲をカバーしたことで再評価され、俺もこのアルバムに飛びついた。
しかし、いい所までイっているが、出来としてはいま一歩と言った感じ。
K・ダイアモンド氏のファルセット、H・シャーマンの鋭角なリフは健在。
(当時の)モダンな要素も若干取り入れつつ、無難な仕上がりにはなっているが…。
やはり、M・デナーの不在が痛いね。
あの泣きのギターがないのが、なんとも寂しい。
Melissa/Beginning
「メリッサ」はパーフェクトなアルバムです。
キング・ダイヤモンドの癖のあるボーカルは病みつきになります。また、楽曲の進行・展開の妙、シュアーな技巧は、いま聞いても全く古さを感じません。
こういう高レベルなロック(?)と適度なキャッチーさが相まった作品ってなかなかないのよね。